春の嵐が吹き荒れた春分
皆さん、どんな春をお過ごしでしょうか。
朝の静けさの中、耳をすませると聞き慣れない鳥の鳴き声が響いて
思わず、空を見上げると懐かしい記憶が甦ります。
三月は、息子の誕生月であり五年前に新生児と一緒に過ごしたこの季節は
大きな変化とともに、新しい価値観や経験を得られた
特別な時間だったと改めて振り返っていました。
赤ちゃんの育て方に関して右も左もわからない中で
生後一週間の小さな小さな息子をはじめて家に連れて帰った日も
ちょうど晴れてあたたかい春の日差しが降り注いでいました。
お産は、臍の緒を首に巻いてしまっていた
息子がなかなか出て来られず緊急帝王切開になり
今まで病気や怪我もほとんどしたことがない私にとって、術後の傷口の痛みは初めてのこと。
その後も
慣れない授乳でおっぱいが痛い…。
なぜだかちょっとしたことで涙が出てくる。
顔も足も浮腫みでぱんぱん…。
赤ちゃんは可愛いけれど
私は、一体どうなってしまったんだ~?
と、初めてづくしの日々は続き五年経った今も、子育てに関しては
常に新しい経験をさせてもらっていると感じます。
自分自身の体や心に大きな変化を感じた時間は、文字通り”大変”。
親って大変!母ってこんなに大変なの!?と
若かりし頃、「鬼ばば!」と母に反抗した自分を
呪いたくなることもしばしば。
(今、息子にそんなことを言われたら
きっと泣いてしまう…)
その時の経験は、今までの価値観や思い込みもガラリと変えるような出来事でしたが
私達の日常は、常に変化して行くものだということを感じるのでした。
日常には、その変化を受け入れなければいけない場面も増えて
最近は、手放すことも素直に出来るようになった気がしています。
歳を重ねた今だから思えるのかもしれないけれど、
日常は変化して行くから面白いのだと
その変化を愉しみたいです。
新年度に向けて
大きな変化の真っ只中という方もおられるかもしれませんが
その中で得られる経験は、何物にも替え難く
学びや喜びとなり返って来ます。
今週も春を感じながら、変化を愉しむ一週間を♡