今年もいよいよ梅雨がやって来た
居間の窓から見えるキョウチクトウが
鮮やかなピンクの花をたわわに咲かせてくれたおかげで
雨の日でも、視界が明るく感じる
三年前の七月
初めてこの家に内見に来た時も
管理会社の社長さんに部屋を案内されながら
このキョウチクトウの花が目に入って来て、ずっと脳裏から離れなかった
我が家にとってのシンボルツリーのひとつ
その年の十月に移住して
もう三年もここに住んでいるんだ
というか
よく三年も過ごして来れたな~、、笑
と、キョウチクトウを眺めながら思う
今年の春
私達夫婦にとって新しいフェーズに入るような
変化の時を過ごしていました
慎重派で堅実
石橋を叩いて渡るような危険回避能力抜群な夫と
良く言えば楽観的
悪く言えば後先考えない私とでは
考えていることが全く違うということに気づいたのは
結婚八年目、つい最近のことです
危険回避能力抜群な夫のお陰で
今までほとんど喧嘩という喧嘩をして来なかった私達は
とても仲が良く、一見何も問題がないように見えていたかもしれないけれど
喧嘩ができないということは、我慢をしていたり
相手の成長を阻んでしまっていたかもしれず
それが長く続いた結果、バランスを崩してしまったのでした
些細なこと、しょーもない事かもしれないけれど
それはお互いに出してあげなければいけなかった想いや感情が存在していました
安定した会社員を辞め
帽子作家として独立する夫を
なぜ快く応援できるのか?
そんな質問をよく投げかけられることがあります
悪く言えば、事の重大さを理解していなかったとも言えるけれど
あの頃の私にとっては
やっと夫の表現を見てもらえる
という喜びが大きかったのです
もちろん、なんの保証もなく
知らない土地に行くことは不安だけれど
不安にフォーカスし始めたら切りがなく
動き出せなかったと思います
夫がまだ会社勤めをしていた頃
夫がたまに描く絵や、作ってくれた服に施された刺繍を見ては
この表現がもっとたくさんの人に届いて欲しいなと願っていました
そんな願いが、少しずつ叶い始めている今
それがどんなに有り難いことか
我が家のふたつめのシンボルツリー、欅の木の木陰を歩きながら
改めて感じるのでした
居間の横から私達夫婦を見ていた
キョウチクトウは、この変化をどんなふうに見ているだろう?
夫婦って面白いですね
この変化を受け入れて、ぶつかり合うというカタチも愉しみたいと思います
うつしきでは、橡人展もついに最終週となりました
橡人のひろくん、あやかちゃん夫婦も
どんな変化を繰り返して今のカタチになったのだろう?
こども達も連れて来てくれているので、在廊中に沢山触れ合ってあげてくださいね
作品達が放つ小豆島という土地のエネルギーや
作家自身が持つエネルギーを感じに
ぜひお越し下さい!
今週も佳き一週間を♡