うつしき

うつしき

強く柔らかく育てる

夏の土用を迎え

迫り来るような蝉の鳴き声の波を

全身で感じるこの頃。

 

厳しい暑さが続きますが

皆さん、どんな暑さ対策をされていますか?

うつしきでは、週末から陶芸家 清水志郎さんの作品展が始まり

初日に在廊された志郎さんが冷たいお茶と、涼やかなお茶菓子を振る舞って下さいました。

エアコンのないうつしきは、もちろん暑いのですが

器の中に浮かぶ茶葉と、小さな氷の欠片を見るだけで体温が1、2℃下がったような気持ちになってしまうという不思議。

器を選ばれる時は、ぜひそんな涼しげなイメージもしながら眺めて見て下さいね。

展示は、7/28(日)までとなります。

 

 

さて、今年も折り返し地点を過ぎました。

うつしきのお手伝いをさせていただくようになり、多くの作家さんと出会う機会が増え

ここ数年は、花月日の作品展も含め本当に沢山の場所や人との出会いによって

様々な世界に触れさせていただいているなと感じます。

 

とは言っても、世界中を見渡したら

まだまだ知らない世界が沢山あるのですが、、、

人は、それぞれに違った表現や価値観があり

人との出会いによって、自分の中に新しい気づきが生まれるという体験は

自分にとってのご褒美でもあると感じてます。

 

そんな中、

“表現する”ということが、今の私の課題であることに気づきました。

自分が表現したこと、発言したことで

変だと思われたらどうしよう

嫌われたらどうしよう

という恐怖心から

本来の自分がやりたいことができなかったり

自然な表現ができていない部分がまだまだあると感じたのです。

 

SNSが当たり前の世の中で、人目を気にし過ぎることは

自分自身の感覚や価値観を鈍らせてしまうようにも感じている今

媚びない強さや自然体でいられる柔らかさを

身に付けたいと感じています。

 

 

小野家に誘ってもらい、始めた合気道。

かなり緩く参加させてもらってますが、毎回意識せざるを得ないのは

身体の芯の強さと柔らかさ。

それは目に見える力ではなく、身体の内側に流れる氣のようなもの。

この強さと柔らかさを上手に育てた時

きっと私の中で”表現すること”への意識が変わり

表現の仕方も変わるのだと思い

はじめは、何もわからず参加していた稽古も

自分なりの意義を見出だして参加できるようになってきました。

 

すべては繋がっていますねぇ~!

 

2024年 下半期も様々なご縁から生まれる経験を愉しみたいと思います。

 

皆さまも水分と塩分を補給しながら

佳き一週間をお過ごし下さいね。

 

 

たのうえまりこ