うつしき

うつしき

暗闇に居ること

7月7日。

小学生のころまでは行事として楽しみにしていたような記憶がありますが、

それ以来意識することは少なくなっていた七夕。

季節柄、なんとなく曇りで見えないねとなっていたことが多かったように思います。

今年は偶然その数日前にキャンプ場に立ち寄り、深夜ふと見上げると満点の星。

うっすらと天の川が見え、刻刻と濃くなってゆきました。

手持ちのiphoneで撮った写真には写らないほどの星々。

そのとき、私のこころには、穏やかで新しい風が吹いてました。

見えない星、見えない大切な風で世界が満ちていることを、暗闇は感じさせてくれたのです。

 

生きる知恵に溢れたひとと輪を共にし、そのひとが灯してくれる炎。

そこにも風が見えました。

 

 

わたしは、どんな風を感じているだろう。

そして、どんな風で在れるだろう。

 

わたしの好きな詩人が

目に見えることの裏には目に見えないことがついている

といいましたが

暗闇こそがそんな大切なことを実感させてくれるもの。

 

暗闇に積極的に身を置いていきたいなと感じます〇

 

今日も朗らかないちにちをお過ごしください〇

 

のせるみ