うつしき

うつしき

自由な価値観で見る世界

秋の実りに心が弾むこの頃。

我が家は、先週咲き始めた金木犀の優しくて多幸感でいっぱいの香りに包まれ、ちょうど移住して来た頃に

この金木犀に癒されていた記憶が蘇ってきます。

 

この土地で迎える4回目の秋。

 

昨日は、息子の保育園で運動会が開催されました。

2歳児クラスから入園した息子も年長組になり、最後の運動会。

 

入園した当初は、まだ私の中で「3歳神話」という価値観が残っていて

息子がいなくなった時間をどう過ごしたらいいか?

本当に預けて良かったんだろうか?

もっと私のキャパシティが広かったら、自宅での育児ができたのではないか?と

自分を責めるような気持ちがありました。

 

今となっては、「オイ!」と自分にツッコミを入れて、預けていい事しかないと言えるし

育児について多様な価値観があっていいと思っているけれど

そう思えるようになったのも、今の保育園に出会ったお陰でもあります。

 

今回の運動会の出場種目は、昨年よりも闘争心を感じる表情を見せてくれた徒競走や

日々の葛藤、恐怖を乗り越えようと練習して来た跳び箱や鉄棒。

そして、メインの種目は組体操と和太鼓の演奏でした。

 

そのひとつひとつを見守りながら、息子の成長を感じているとやはり涙腺が緩んでしまう。

 

組体操でカメラを回していると、担任の先生も子ども達を見守りながら目を赤くして涙を流されている、、、

そんな先生の姿も、この小さな園庭を目一杯に使って行われる運動会の景色も

あの2歳の頃の息子と私には想像もしてなかった世界でした。

 

昨日の雲ひとつない晴天は、夫が名付けた息子の名前を表しているかのようだなと思いながら

何かひとつの価値観にこだわったり、思い込みを持つということは自分自身を不自由にしていたという事に気づき

改めて多様な価値観を持って、新しい世界を見続けていきたいと思った日曜日でした。

 

 

今週もスポーツの秋、食欲の秋、読書の秋

それぞれの秋を愉しむ一週間となりますように♡

 

 

たのうえまりこ