うつしき

うつしき

駆け抜けた夏

朝晩、眠りの浅い時間に聴こえて来る虫の音で秋がやって来ていることに、何とも言えない寂しさを感じる今日この頃。

秋は自分の生まれた季節のせいか、子供時代は寂しいという感覚がなく、寧ろ夏と同じ感覚で秋を過ごした記憶がありますが、様々な人生経験を経てしっかりと寂しさのわかる大人になったもんだ!なんてことを思います。

我が家の元気印、5歳の息子もまさに!

秋だろうが、今この瞬間を全力で生きている存在。

 

通っている保育園では、七月から小学校生活に向けてお昼寝がなくなり、本格的な夏の暑さと重なったことで、体力も気力もガクンとバランスを崩していました。

 

調子が悪いと保育園に迎えに行った瞬間からぐずぐずしていて、ちょっとしたことで赤ちゃんのように泣き出す事も。

そうかと思えば、おやつを頬張りながらうとうと寝てしまい

「余程疲れてたんだね」と夫が布団へ運ぶ日もありました。

 

全力で過ごしているからこそ、息子も身をもって睡眠の大切さに気づき、生活リズムを変えるきっかけになったのでした。

 

 

 

そんな中

お盆明けからは園バスでの登園が始まり、嬉しそうな息子の様子を見ていると、少しずつ親の手から離れていくのね、なんて浸ってしまう。

 

そして、つくづく私って勝手だな〜と自分で自分に呆れるのですが、以前は

「子供がいるから好きな場所に行けない」

「何も出来ない」

と、なんでも子供を理由にしていたけれど

それは単に自分から動くことが怖かったから、自分を守るために子供を理由にして行動しなかっただけだったのだと、今さらながらに気づくのです。

 

実際に動いてみると、子供は応援もしてくれるし、私の帰る場所になってくれている。

最近は、家族がいてくれるおかげで好きな仕事もできるのだと気づき、自分の愚かさを呪いたくなる程…苦笑

そう、今年の夏は全力で好きなことをさせてもらったのです。

 

 

好きな事や、仕事だけに限らず

夏祭りで会ったお母さん達と、卒園までイベントがひとつずつ終わって行くことを惜しんだり

同じ歳の子を持つ友人達と、ランドセル何色にするのー?なんて探り合ったり。

そんなたわいもないやりとりをさせてもらえるのも、息子がいてくれるからこそ!

 

私も好きな事に真っ直ぐに、駆け抜けた夏でした。

 

さ!新しい月の始まり始まり〜。

皆さま佳き一週間をお過ごし下さいね♡

 

 

たのうえまりこ