うつしき

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アカ族の椅子

今回のタイでの買い付けの目玉であるアカ族の椅子が昨夜届きました。

もう同じものに出会えないのではないかと思うぐらいの格好良さです。

良い物、美しいものに国境は関係ないといつも思うのです。

タイ、ラオス、ミャンマー、中国雲南省などの山岳地帯には現在もたくさんの山岳民族が生活しています。

有名なところで、モン族、リス族、カレン族、アカ族、ルア族などなど10数の民族の約100万人以上を超える人々が現在も生活しています。

タイのマーケットなどではモン族やアカ族、リス族などが民芸品を売り歩いている光景をよく見かけます。

そんな彼らにも近代化とグローバリゼーションの影響なのか生活が大幅に変わってきているのです。

それでも彼らの作るものの中には今も昔と変わらない手法で制作されているものも残ってはいるものの数は少なくなっているのが現状です。

今回紹介するアカ族の椅子も色々と聞いて見てまわったところ今では製作方法が変わっていて、

現在は座面が竹を編んだものが主流のようです。

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この椅子は座面にハラコを使用しているもので、表情なども現行のものと大きく違います。

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ベース部分と座面を革紐で編んで貼っています。

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ベースの円部分を刳り貫いてきちんと継いでいるので強度面もしっかりしています。

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素材はすごく厚い竹を使用しているのですごく軽いのです。

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サイズは高さ50センチ×幅30センチです。(一つ一つ若干の個体差があります。)

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¥22000(with tax)

細部を見れば見るほど素朴ながらも凝っています。

見た目は勿論ハラコなので柔らかく座り心地も抜群です。

これを製作しているのがアカ族のおじいちゃんで気が向いた時にしか作らないという話なのでまた出逢うことが出来るのかすごく興味をそそります。

是非一度お店に座りに来てください。

次回は同じアカ族のバッグを紹介していきます!

ようやくインドからの荷物も到着予定なのでそちらも是非お楽しみに。