うつしき

うつしき

梅仕事

6月の恒例行事といえば

梅干し作り

とは言っても今年で5回目。

毎年色々なやり方で試してます。

今回はご縁のある方々から。

梅は広島よりいつもお裾分けをしてくださる方から。

塩は先日うつしきにお越しくださった糸島からのお客様より。

そして初挑戦で昆布を梅に入れることに。その利尻昆布は北海道からお越しくださった方のお土産で。

沢山の人の顔が見えるだけで何だか嬉しい。

梅干は私にとって、日常に在るのが当たり前。

いつからかなぁ。

小さい頃からお腹が空いたら風邪じゃなくても番茶に梅。

種を割ってその中の実を食べたり、ご飯と食べるというより、おやつのようでした。

ほんと、梅干しが甕の中に沢山あって、どんなに食べてもなくならないと思っていたような気がします。

母の実家で瓶一杯に詰めて大事に抱えて持って帰り(もちろん我慢出来ず車の中で1つは食べる)、

なくなったらまた瓶を持っていく。

こんな小学生他にいたのでしょうか、、笑

ただ父の祖母が漬けた梅干しは塩でジャリジャリしてて、

梅干し好きの私でも一つ食べるのが辛くて苦痛だった思い出もあります。

だけど初めて漬けた時、赤紫蘇の塩の分量が多すぎて、、失敗した~!

と思ったら、ジャリっと同じような食感になって懐かしいと笑ってしまいました。

大人になった今、食卓ではもちろん、

お酒で二日酔いになったら梅干しを食べたくなるし、

初めての妊娠で経験したつわりでは梅干しを口に含むと自然と落ち着きました。

結婚するまで梅干しって何よ?みたいだった夫も今では梅干しが出来るのを楽しみにしてくれています。

我が家の子供達は食べないけど、、

そういえば梅干しあったな、梅取ったな~~と、私とは違う思い出でもいいねと

漬けながら梅干しへの愛と家族の事を思うのでした。

小野 佳王理