朝は空気が澄み渡り、田は稲刈りを終えた実りの秋。
先週末から始まった野原展ではこれからの季節に纏う衣服が並び
喫茶室ではイチと二の喫茶、薪火野のパンの販売が行われ、賑やかな時間となりました。
引き続き野原展は27日まで続きます。
26日、27日は滋賀より菓子を通して大地自然の恵みを伝えている葦月(あしづき)の食菓子茶会と喫茶。
どちらもまだご予約いただけますので、共に秋を祝いましょう。
そんな秋は子どもたちの行事も沢山。
保育園の運動会から始まり、小学校の運動会と、子どもたちのハレの姿を見に出掛けておりました。
先週は長男の中学の文化祭へ。
体育館でソプラノ・アルト・テノールのそれぞれの声帯を生かした合唱を聴き、
青年期に入ったんだなぁと小学校との差異を改めて思う日でもありました。
10月で長男は13歳。
親歴13年を迎え、毎年毎年、この日は生まれた時から今までのことを振り返る特別な日でもあります。
ちょうど先日、誕生日のお祝いもかねて、母と息子水入らずで福岡市内まで息子の行きたいところへ行くことに。
息子の興味が何なのかは気になるところ。
今の息子の食べたいもの、好きなものに親が同行する。
幼児の行きたいところに連れて行くのとはまた違い、
友人やパートナーの趣味に付き合う感覚に近くなっているように感じたのは
大きくなった身体と、思考を重ねた会話をする中で存在が変わってきているのだなと思いました。
「子育ては、10歳が分かれ目。」という本をちょうど息子が10歳の時に読み、
ふと、あれから3年経ったのかぁ。と思い出しました。
声、姿は顕著に分かりますが、当たり前ですが行動も思考も10歳以前とは違います。
日々ちょっとしたことが変化し、それは親が思っているより早く、
1日、1週間、1ヶ月、1年前とは違っていて、
その時の息子はもう此処にはいないということを見ていないと見過ごすしてしまう。
写真のようにお店の前でジャンプして遊ばなくなったなぁ。
と思っていたら、先日、中1,中3コンビが家のロフトから飛び降りて
ケラケラいいながら遊んでいるじゃぁないですか。
変わらんなぁと思っていたけれど、
親としなくなっただけであり、さらにそこで動画を撮って巻き戻して爆笑していて、
こうしたいから次はこうしようぜ!と何度も何度も撮り直し。
こんなに遊び続けられる彼らは大人っぽくなっても10歳の頃と変わらない部分もある。
赤ちゃんのように、ハイハイができた、立てるようになった、歩けるようになったと、
できることを喜ぶのと同時に
なぜハイハイをしなくなるのか、手掴みで食べ物を食べなくなったのかと、
しなくなったこともまた同様に注目して見てみると、そこに沢山の成長があり、
より、子どもたちのことを知ることに繋がります。
ぎゅっと身が引き締まるような冷たい露の季節に生まれた息子。
13年という時が此処に確かに在り、
大きくなるにつれ、お互いに少し照れるけれど、生まれてきてくれて、元気でいてくれてありがとうと、
素直に伝えたいと思うのでした◯