うつしき

うつしき

有り難し一年

2024年も残すところ2日間となり、

うつしきの年内の営業は昨日12月29日に無事に終えました。

 

今年一年、関わってくださった皆様、心より感謝いたします。

年始は1月4日(土)よりお店を開けますので、新年のご挨拶もかねてお会いできましたら嬉しいです。

 

一年を振り返ろうと今年の出来事、これからしたいことがぐるりと頭の中を周りまわっていますが、

営業を終えてあと一踏ん張り、オンラインの発送、返却を終えて落ち着いたらゆっくりと考えたいところ。

ですが、思惑通りにいかないのが常。

子どもたちは既に冬休みに入り、あれよあれよと年が明ける予感もしますね  ^^

 

今年一年、自分の中では”何も出来ていない”という感覚がとても大きかったような気がします。

前年に始めたことが続かない、愉しくない、、どこか気がのらない、、

こんなに朝早く起きているのに子どもが起きてくれば憤り、

無理にやることなのか、そもそも本当にやりたいことなのか、立ち止まっていた一年。

 

先日の日記で書いた不調が続いていたという日々は

止めを刺されたようにもう何もしたくない状態まで落ちてしまいましたが、

そのお陰でパッと視界が晴れたように信じたいものがようやく見えてきました。

 

 

最近、子どもたちは出来なかったことが出来るようになった経験をしています。

逆上がりが出来なかった次男は練習を重ね、できるようになり、

“あぁ、生まれ変わったみたいだ!”と何度も感動を噛み締めていました。

自転車を乗れなかった長女は“すごい、本当に乗れるようになるんだね、色んなところにいきたい”

とそれぞれ世界が広がったようです。

 

大人になってから大きな何かができた!

という体験は子どもの頃より少なくなっているかもしれません。

でも実は成功体験はいっぱいあるのに見過ごしているだけなのかもしれません。

子どもはめいっぱい出来たことを何度も何度も話してくれますが

わたしたちは人にあまり言いませんよね…

せめて自分で褒め、讃え、感動して余韵に浸ってもいいのではないかと

素直な喜びを前にして思うようになりました。

 

とてもとても小さなこと。

例えば今日の煮物はよくできたでも、今日は昨日より伸びやかにヨガができたとか

小さな成功を見逃さず、毎日自分に拍手を贈りたい。

そう、来年はそんな日々を過ごそう。

 

”何も出来ていない”という一年だったように感じていましたが

立ち止まったからこそ得たものがありました。

自分にとって都合のいいことは、そりゃぁ嬉しい。

けれど起きていること全てが有難いことなのだなと

そう思うのは難しいけれど、そうなのだと思えるようになった一年でもありました。

 

皆さんはいかがでしたでしょうか。

佳き一年だったと納め、新年をお迎えくださいね○

 

小野佳王理