うつしき

うつしき

整えるあるいは調えること

小野さんのブログにもある”整える”

 

最近のテーマであり日々意識しています。

 

自分自身をととのえる方法はありますか?

 

自分の容量を一升瓶と一合枡で例えるならば私は迷わず後者の方。

 

すぐにいっぱいになって溢れて抱えきれなくなる。

 

その前に調整が必要。

 

そんなことに気が付いたのも、年齢的にすっかり大人になってからだ。

 

たくさんの情報も、めまぐるしく変化する状況もよくわからぬままひとまず受け取ってしまうとあっという間に容量はいっぱい。

 

例えば自分の身を置いている場所が変わったら、同時に他の部分でも変化が起こるのはごく自然なこと。

 

以前手に入れた物事をずっと持ち続けるのは困難で、新しく加わったものとそれまでのものを同時に抱えるには私の容量では到底無理。

 

そこをまず受け入れることがなかなかに難しい。

せっかくピンときたものと出会えたのに、部屋が散らかってるからきれいにしてからじゃないと、、と聞くことがよくある。

 

その気持ちに大いに共感しつつ、今はそんな瞬間を大事にできるよう迎え入れられる隙間を作っておきたい。

 

もしくは選んだ後でもそれに合うように整えていきたいと思っている。

 

形を変えることの恐さが薄らいできたのかもしれません。

 

人の真似をしようと試みても残念ながら自分にしかなれなくて、こつこつと地道に試して自分で探していく方がしっくりくる。

 

ネットで瞬時に答えを探すのとは対極の感覚。

 

小学生の頃に図書館で読みたい本をたくさんの中から見つけ、食い入るようにのめりこんだわくわく感を思い起こす。

 

ここのところそんな楽しい作業となっています。

うつしきでは今週末7月24日より永瀬二郎 展を開催します。

 

そぎ落とされた形と、素材の性質からか精悍な様子に感じとれる作品たち。

 

いま私はこんなすっきりとした存在に無性に惹かれます。

 

下準備から細やかなところまで気を抜かずにとことん突き進んでいく姿勢。

 

彼の世界をいっぱいに味わいたいから、ととのえて隙間をいっぱいにあけて臨もうと思います。

 
小西 紗生