うつしきに京都福知山で活動されるi a iの衣服が並びます。
先日、遥々京都の山奥から長い時間を掛けうつしきまで来てくださいました。
i a iの存在は知人から聞いたり、instagramなどで知っていたのですが、まさかの本人が作品を持って来てくださいました。
i a iの美しい世界。
なにか言葉にするよりも前に、是非袖を通して頂きたい。
作り手である居相氏が一着一着ミシンを踏んで制作しているということにまず驚きました。
そしてi a iの衣服の特徴の一つであるシルエット。
全て立体裁断で作られるi a iの衣服は独特なシルエットとなり通常パターンを用いて作られる洋服とは違ったシルエットとなります。
後ろ姿もまた美しい。
素材も綿、麻、シルクや古布などの天然素材を用いて作られています。
このi a iの衣服がどのようにして作られているのか、どうしてこのような世界を作り出すことが出来るのかを知りたく、
先日新潟での作品展の帰りに京都福知山のアトリエを訪ねてきました。
穏やかな空気流れる人口21人の山に囲まれた棚田のある集落。
古くから残る茅葺き屋根のお家。
そんな中の一つに居相氏のアトリエは在りました。
古民家を改装し作られたアトリエ。
自作のハンガーなど随所に居相氏の拘りが観られます。
かなり短い滞在時間だったが居相氏の生活に触れ、会話の中から感じたことは、
居相氏の作られる服は居相氏の”日常”から出来ている。
そんな当たり前の言葉なのだがこの場所を選び、そこで日々の生活をし、
周りに住むおじいさん、おばあさんとの交流などによって作られている等身大の”日常”そのままなのだ。
すでにいくつかの作品は旅立っていったのですが是非i a iの衣服を観に足を運んでいただきたいと思います。
今現在お店に並ぶのは春の衣。
これから6月中旬ごろには夏の衣が届く予定ですのでそちらもお楽しみにしておいてくださいね。
今年の11月にはi a iによる展示を予定しています。
誰より一番楽しみにしているのは僕らなのかもしれません。
一人でも多くの方にi a iの美しい世界を感じてもらいたいです。