うつしき

うつしき

手放すとは、何を残すか決めること

おはようございます。

突然ですが、私は昨年の11月から断続的に家の片づけをしています。

整理整頓や掃除というよりも、手放すことを意識的に真ん中に置いたような片付けです。

こう書くと、断捨離やミニマリスト?という言葉が浮かぶかもしれませんが、そうはなれない大の物・存在好きです。(これからも!)

 

シェアの時代、所有しない美学が徐々に大衆の意識にしみ込む現代に逆行するように

「手元に置く」「形がある」ことの存在感に魅了され続けています^^

 

奥行きを感じる経年したものも、名も知らぬ昔の百姓家や職人が作ったものも、

同時代を生きる作家さんが息を吹き込んだものも、海を越えてきたものも…

 

その類で選んだ全てが私にとっては好ましく、

色あせたり手元に迎えたことを後悔したりしているものはないので

これまで何かを手放そうということは積極的にしてきませんでしたが

昨年から海関連の仕事で商品の在庫を我が家におくようになったことで物理的にスペースが必要になったことや、

今後の住居事情を考えて身軽にしたほうがいいことや少しでも煩雑な関係性など幾つか思うところがあり

物質的な意味でも思考的な意味でもすこしクリアにする必要性を感じてのことでした。

大きな事件があったわけではなく、突然の衝動に近い始まりでした。

 

 

とはいえ、見た目にはたいして変わっていないのですが

不必要な衣装ケースを手放したり、過去の紙類を整理したり

大切なものを大切な方々に譲ったりしているうちに

そうしているうちに、わたしはこれからの日々に「何を残すか」を見定めたいのだと思いました。

 

 

「いくつ手放せたか」というような片付けのセオリーは重要ではなく

「何を残したいか」に向き合う先に待っている景色への好奇心が気持ちよい。

 

そうしてのこったものには、もちろん

うつしきや大好きなお店でこれまで選んできたものたちがズラリ。

いまの自分を構成する軸となる価値観が目に見えるのですから、やっぱり物は、いとしい!

 

間もなく展示がはじまる、ハイイロオオカミ+花屋西別府商店の作品も至る所で世界をつくってくれます。

彼らの作品は、作品が置かれた周辺を物語の世界にしてしまう不思議な存在感。うっとりします。

 

うぐいすと穀雨、ななさんによる喫茶もありますので、詳細は告知の投稿をぜひご覧くださいね♪

来週土曜日より始まりますよ~〇

 

それでは今日も、軽やかな一日を!

 

 

野瀬瑠美