うつしき

うつしき

太田美帆について

おはようございます。

 

快晴が続く福岡
みなさまどんな朝を過ごしていますか?

 

私はと言うと、太田美帆さんの顔が胸に浮かぶ朝を過ごしています。

 

この冬から春にかけてうつしきで制作をしたニューアルバム「嬉々」

 

いよいよ皆様の手元に届ける準備が整い、昨夜23時59分をもちまして先行予約は締め切らせていただきました。

 

沢山のご予約ありがとうございました◯

 

本日より通常販売が開始しますので、逃してしまった方もご安心くださいね!

私が彼女の歌声を初めて手にしたのは、美帆さんを含む9名で成り立つ聖歌隊CANTSUのアルバム「オディエ」

 

続いて、2019年うつしきで行われたWSを立ち台に制作された太田美帆ソロの「共鳴」

 

それまで私は聖歌(あるいは聖歌にインスパイアされている)と聞けば、ピアノの音色は優しく穏やかで、祈りを捧げるに相応しく緩やかに流れ、季節で例えるならば秋とか冬とか(すなわち1日でいうと静謐な朝や空が赤く染まる夕)を彷彿させていた。

 

けれど、美帆さんは違う。

 

美帆さんの曲、歌詞、歌声は、その想像とは全く違っていて驚いた。

 

こんなにも聴く者の身体を内面から振動させる、奥の奥の奥の方から全身全霊で魂を鼓舞してくれるアーティストを他に知っているだろうかと真剣に考えるほど。

 

曲を隅々まで舐めるように聴いたあと、月並みだが彼女の原点のようなものやこれまでの苦悩、葛藤、コンプレックス、悔しさ、全てが注ぎ込まれた故の美しさなのだと気がつかせる。

 

だからこんなにも激しく、まっすぐに優しい。

 

それぞれの魂を、応援してくれる。

 

本来聖歌って、きっとそういうものだったのだろう。

ニューアルバム「嬉々」には、美帆さんが綴る12篇のエッセイという小冊子がついている。

 

ひとつひとつのテーマが今の太田美帆という存在にとって死活問題であり、かつ、あっけらかんと笑って共有できるようなものでもある。

 

ひとつだけ確かに言えるのは彼女が伝えてくれるすべてのことは、歌を介さずとも受け取れるということ。

 

全てから、祈りと鼓舞を受け取ることができる。

 

この時代、きっと「CDを買う」という行為はかつてのレコードと同じ運命を辿るのだろうと思う。

 

時代になんて、追いつけっこない。

 

けれどそれをするに相応しい理由、音楽との出会いが人生にあることの喜びと豊かさは、「出会った」者にしかわからない。 

 

山香デザイン室小野さんによる肌触りのよい装丁も、同じものが2つとない美しい活版も、12篇のエッセイの小冊子も。

 

少なくとも私は、私の人生に鮮烈に存在した太田美帆という魂の歌い手との出会いに、心から感謝をしている。

 

Vive hodie !
ラテン語で、今生きよ。

 

CANTSUのアルバムタイトルでもある、オディエーHodieー

 

美帆さんはずっと「今」を力強く笑い泣き、全力で刻む姿を見せてくれいる。

 

きょうも、美帆さんの曲で始めよう◯

 
のせるみ