おはようございます〇
今日は、橡人展3日目。
小豆島より、橡人一家がうつしきに来て楽しい連日を過ごしています。
初日に私もお店に立っていたのですが、圧巻の展示空間。
うつしきの中に小さな小屋のような、結界のようなものが築かれ
いつもとは空気感のちがう世界がひろがっています^^
まだ私は訪れたことが無いのですが、瀬戸内海と豊かな島の緑に囲まれた生活。
その中で削りだされた道具たちの木肌を撫でるたびに、野生と爽快な風が体の中に吹き込まれていきます。
「昔の人たちは、自分が暮らしの中で必要だと思うものがあって、もし目の前に木が生えていれば、それで作ろうとしていたと思う。」
小豆島で暮らし始めてスツールが欲しくなった時、身の回りにあった木でスツールを作ったのが最初の体験だったと教えてくれました。
” 生きるための物づくり ”
それを表現というのか、その延長に芸術と呼ばれる未来があるのかは分からないけれど、
ただその行為があまりにも力強く今に立っていることそのものに価値があるのかもしれません。
橡人の道具を見ていると時折数多アジア諸国の古民具を思い出すのは
海の民、山の民、島の民が、根元的な暮らしのなかで、必要性に応えるように生み出された共通点があるからでしょうか。
豪快あらあらしくて、簡素で、重い。
装飾はほとんどないけれど、ひとつひとつの堀跡が魅せてくれる生き生きとした豊かな表情。
いつからか私が抱いていた疑問に、言葉ではなく生き方で答えてくれた橡人、ヒロくん。
そして、凛とした筋をもって柔らかく横を歩き、台所にたつあやかちゃん。
2人が育む家族という輪の中で、きっと「そのとき」必要なものや
虚栄なく純なこころがピンときたものに進んでいくのだと感じます。
今回の道具の形は、今回の道具の形。
ぜひみなさん、目に焼き付けにいらしてくださいね^^
週末は、橡人喫茶でラサの提供もありますのでお楽しみに!
それでは今週もいい一日を!
のせるみ