自分にとって、季節の変わり目は毎年自分の記憶を一瞬だけ巻き戻す記憶装置のようなものだと思う。
毎年変わらず季節は春から夏へ、夏から秋へ、秋から冬へ、そして冬から再び春へうつろう。
かれこれ30年間はそのうつろいを経験してきたつもりでいるが、昔から季節がうつろいとともに変わる香りが大好きで、
毎年変わらず懐かしい気持ちにさせてくれる。
それは一年越しのその香りに懐かしんでいるというよりは、30年間分、
季節ごとに感じた思い出が香りとして記憶されていたものが断片的に蘇るようなそんな感覚。
その感覚は決まって季節の変わり目にやってきて、ランダムで記憶が蘇る。
なんだか、それが嬉しくて、自分にとっては大事な瞬間であり、いつまでも大事にしたい感覚です。
今年は、高校生の頃、他のクラスの熱量に馴染めないまま当日を迎えた「運動会」のことを思い出しました。
正直、全くいい思い出ではなないけれど、それはそれで今は懐かしく思えているから人生はおもしろい。
歳をとった時、いつどこを切り取られて記憶が蘇ってもよいように、今、この瞬間の季節の香りに今を記憶していきたい。
とはいえ、ここ最近も相変わらず密度の濃い時間を過ごさせていただいています。
うつしきで開催された笑達×川井有紗 作品展 「たまきはる」。
和歌山へ取材に行った日々が本当に懐かしく、展示ではとても素晴らしい景色を見せていただきました。
展示の風景をダイジェストとしてまとめているので、展示にいらっしゃった方は、素晴らしき日々を思い出していただけたらと思いますし、
今回展示に足を運べなかった方もぜひ映像でいろどり山を感じていただけると嬉しいです。ぜひ、ご覧ください◎
絶賛、川井有紗さんの唄の会の映像を編集進めています。
素晴らしい時間を多くの人たちと共有できるように制作進めていきますので、そちらもどうかお楽しみに◎
それでは、今週も学び多き日々になりますように!
小田雄大