うつしき

うつしき

種を蒔く

3月23日から3月31日まで開催のi a i 作品展 「屑 生」

お越しくださった皆様ありがとうございました。
春の風と共に舞い降りて盛況に駆け抜けていきました。
お久しぶりの方、遠く離れた地からもi a iに会いに
方々からうつしきを目指してたくさんの方がここに集ってくれました。
心と身体が動かずにはいられない不思議な衣。
はじめて目にする方も最初は手に触れて、
心地良さにだんだんに纏ってみたい気持ちが募って
袖を通すとお顔がほころび笑顔がこぼれる。
幸福感に満ちたうつしき。
i a iに包まれた皆さんが美しい情景を作ってくださっていました。

様々な地から居相さんの元へ集まった素材たちは、
彼の住む村の植物の力を戴き染められ、衣の形へと仕立てられます。
普段目にしている植物の姿からはまったく想像のできない色だったり、
気に入った衣を手にして、その色を作った植物のことに興味を持たれる方もいました。

三月の大安の日に藍の種を蒔きました。
毎年北九州の山で織物仲間のおばあちゃんたちと藍で染めるのですが、
彼女たちがずっと繋げている種を分けてもらって
うつしき畑でも色を生み出せたらと思います。
この場所の水、土、光、風。
触れるあらゆるものが育んでくれます。

四月朔日 新たな年とともに成長してゆきます。

4月4日(木)よりうつしきの営業時間が13時‐16時となります。
庭や野良仕事により力を入れて、皆様へ暮らしのお裾分けをお届けできるように
邁進していきます。

小西 紗生