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家族を想う旅

田上真理子

田上真理子

食と手当て 身体と無意識を繋ぐ透明な命を探究中
家族を想う旅

二週間程前に庭師さん達の剪定が入り

つんつるてんになった庭も

瞬く間に新たな草葉が顔を出して、その生命力にいつものことながら

こちらも日々、力をもらいます


先週は夏休みをいただき

夫の展示会在廊に同行するため、家族でわたしの故郷・茨城へと行って来ました


今日は、夏休みの宿題の絵日記を書く息子の隣で茨城での出来事を綴っています


 

今回の旅の目的は、展示会在廊はもちろんですが

個人的に"父の介護"について、家族と話し合うという目的がありました


76歳の父が一年前に、大腿骨骨折をしてから全面的な介護が必要となり

病院と介護施設を行き来する状態が続きましたが、この一年リハビリに励み

10kg以上のダイエットをして、車椅子からベッドやトイレに座るのは介助無しでもできるようになったのです


そんな父の生命力は素晴らしく、父はただただ家に帰りたい一心でやり遂げたけれど

それは、同居している母や兄夫婦の家族にとって大きな負担になってしまっていました


自宅での介護と言っても、介護認定のレベルによって様々な違いがあり

それによって介護施設も様々な運営のスタイルがあるようでした


父は、自分の意思は絶対に曲げないところがあるので

一人の時に転倒したら?

車椅子で料理できるの?

万が一、何かあったら?

そんな質問には一切耳を貸さず、ただ自分の家に帰りたいという一点張り


父にとって

「帰る場所は自分の家で、そばにいるのが家族」


父はずっと無口な人で、私たち子どもに対しても愛情表現が上手じゃなかったから

本心は、何を考えてるかわからなかったけれど

その言葉を聞いたとき、初めて父の本心に触れたような気がしました


 

母の言い分も、父の言い分も

もっと早く聞いてあげればよかったと

そのとき、素直にそう思いました


わたしから見たら父と母、お互いが鏡でしかなくて

本質には、家族を大切に思っているという共通点が見えるので

反発し合っている言葉を聞くのは、正直つらいものがあり

普段、離れていることを言い訳に二人の言葉を聞くことを避けてきてしまったのでした


最近、夫との会話でもよくあるのですが

同じ屋根の下に住む家族でさえも

こんなにも価値観が違うということに衝撃を受けます笑


それくらい、わたしたちは一人一人違う感じ方をしていて

似たような感覚の人がいるというだけで、まったく同じという人はいないのかもしれないと

今回の旅の途中でも夫婦で話していました


地球に星々のように散ったわたしたちは

ひとりひとり違う視点で

「ここからはこんな山が見える」とか

「ここからは海も見える」とか

それぞれ違う角度や高さを持った視点で、世界を眺めていて

それを伝え合っているんだと思うと

みんなの意見が違うことのほうが当たり前に思えます





茨城滞在中に、ご両親が介護施設を運営している高校時代の友人に会う機会があり

ご両親が介護施設を始めたきっかけを聞くと

「お母さんの友達が介護疲れで自死してしまって、そんなことが二度とないように…って始めたみたい」と教えてくれました


我が家は、夫の実家も含め介護問題に関して考えることが多いので

そんな気持ちで介護と向き合っている方がいると思うだけで、優しい気持ちになりました


自分達もいつ介護する立場になってもいいと思えたし、お互いの親同士を家に招いたり

旅行に連れて行ったり

改めて自分達ができることを考えるきっかけになったのでした

 

そして、ブログに書くのはどうかなと思ったけれど

同じように介護の悩みがある方もおられるかな〜?と

今回は一方的にですが、わたしの悩みを共有させていただきました

 

 

旅の後半は、母から風邪をもらってしまい

わたしと夫がダブルで寝込むというハプニングもありましたが、無事に福岡に戻って来ました〜!


翌日、夫婦揃って点滴を受けたのもいい思い出になりました笑

早過ぎた梅雨明けで、疲労が溜まりやすいそうです


皆さまもご自愛いただき、健やかな一週間を〜♡

 

田上真理子

田上真理子

食と手当て 身体と無意識を繋ぐ透明な命を探究中

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