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diary

大切なものは奥にある

大切なものは奥にある

台所の出窓から射す西陽がほかほかと、部屋をオレンジ色に染めるこの頃。 窓の外には南天の赤い実が枝からこぼれ落ちそうなほど、こちらに「見て見て〜!」と主張し...

運を動かし、運勢を変える

運を動かし、運勢を変える

最近、新しい習慣として早朝に走っている。 といっても毎朝ではなく、週に2、3回、膝の調子をみながらではあるのだが。ただ、この“走っている最中”という時間が...

蓋をした、その中には

蓋をした、その中には

今頃こんなことしている人おるんでしょうか   秋の訪れを教えてくれる金木犀 今年は気温が高い日が続いて今がちょうど満開 お店の前は甘い香が漂う そんな夏の...

小野 佳王理
わたしの"いと"

わたしの"いと"

日々の暮らしに加えて、運動会や賑やかな催しと超高速で過ぎた十月。 日常は変わらないのに皮膚に触れる風や耳に届く音で季節の変化を感じます。   先日、五月...

すべてはちょうどよいときに起こる

すべてはちょうどよいときに起こる

すべては、タイミングだと思う。 そう感じる体験はないだろうか。 同じ出来事でも、受け取る瞬間が違えば、まるで意味が変わってくる。 早すぎれば芽は出ず、遅...

目の前にあるいま

目の前にあるいま

  朝の空気が冷んやりとし始めた神無月。保育園の運動会がおわり、今週は中学の文化祭、その次は小学生の運動会。秋は行事の多い季節のなか、うつしきに足を運んで...

小野 佳王理
内にある宇宙とお漬け物

内にある宇宙とお漬け物

雷と冷たい雨が続いて、ようやく秋晴れの日曜日 こんな日はご機嫌に朝から栗の渋皮煮を、コトコト煮込んでみる この日は、福岡へ移住して丸4年の記念日でした そ...

響きあう十年、深まりゆく時間

響きあう十年、深まりゆく時間

うつしきの10周年を飾ってくれた居相展が、無事に幕を下ろしました。 展示のはじまりを彩ってくれたのはいろのみの演奏会。 音が建物の壁や床に染み渡り、空間が...

せいかつがはらむもの

せいかつがはらむもの

そろそろ赤い花が満開になる季節 今年は白い彼岸花が庭に咲いていた 赤のように目立たず 群れをなすことなく 控えめに咲く姿は 今日という日にささやかな喜びを...

小野 佳王理
言葉のちから

言葉のちから

  日の出がゆっくりと昇り、朝晩は過ごし易い風を感じます 間もなく秋分を迎え、新しいサイクルへ移ろうとしている変化の時期 そのせいか、個人的には頭の中にも...

10年という月日の積み重ね

10年という月日の積み重ね

  気づけば10年。 口にすると大きな数字なのに、振り返ってみると「え、そんなに経った?」と思うくらい一瞬だった。 小学校と中学校を足したよりも長いはずな...

分かち合い

分かち合い

「きんは  水がすくない すごくしょっぱい  すごくあまい すごくつめたいところがきらいなんだよね?」 夏休みのとある日のお昼ご飯に 小学一年生の次男か...

小野 佳王理
いつもの台所と食卓

いつもの台所と食卓

暑い暑い夏の午後 西向きの出窓に沿ってシンクと調理台がある我が家の台所はこの時期、山に陽が隠れるまで眩しい光が射して、ひとたび火をつけたらサウナのよう  ...

透曖明昧─葛藤する日々

透曖明昧─葛藤する日々

ここ数年、心から納得する新作をつくれていなかった。   冒頭の書き出しから少し重いので恐縮だが、誤解を恐れずに続けると、展示ごとに毎回新作は作っているのだ...

あさがおさん

あさがおさん

家族全員集合 長女と次男が帰ってきた 二人でわたしの実家である新潟で過ごした9泊10日 「帰ってきた〜〜!」と喜ぶ次女4歳と三女2歳が抱きついて 感動の...

小野 佳王理
家族を想う旅

家族を想う旅

二週間程前に庭師さん達の剪定が入り つんつるてんになった庭も 瞬く間に新たな草葉が顔を出して、その生命力にいつものことながら こちらも日々、力をもらいます...

見えないものの時間

見えないものの時間

最近、毎朝の瞑想が楽しみで仕方がない。 目を閉じて、静かに座る。ただそれだけの行為が、日に日に奥行きを持ち始めている。 深く吸い込む一息、鼻腔を抜けてい...

その立つ土の上で

その立つ土の上で

『母なる大地のふところに われら人の子の喜びはある 大地を愛せよ大地に生きる 人の子らその立つ土に感謝せよ』 三者面談で、長男が文化祭にむけ合唱の練習を...

日常の小さな世界が教えてくれたこと

日常の小さな世界が教えてくれたこと

  例年より20日も早く梅雨明けを迎え、朝早くから陽射しが照りつける通学路には ミントの葉が茂り、その香りを身体いっぱいに吸い込んで子どもを見送る7月 ...

日常料理の背景

日常料理の背景

食の背景、と言うと 食材の生産過程や物語のことを想起しがちですが 食卓に並ぶ日常料理の背景は?と考えると、器を思い浮かべます。   20代前半のころ、心で...

遅さとは、未来を耕す姿勢

遅さとは、未来を耕す姿勢

「もっと早く」「もっとたくさん」「もっと便利に」「今すぐに」。 そんな言葉があたりまえのように交わされるこの社会のなかで、自分はときどき立ち止まりたくな...

瞑ればそこには

瞑ればそこには

瞑想は苦手だ 次から次へと言葉や映像が浮かぶ 足は痛く、目を瞑ると睡魔というトラップがやってきて、5分が限界   そんな自分が初めて30分目を瞑って座り続...

小野 佳王理
未知な身体

未知な身体

うつしきのある宮若の地も、梅雨入りを迎えました。 今年は、なんだかひんやりとした梅雨入りですが 雨降りだから感じる空気感や景色を愉しみたいなと思います。...

静かな巡礼

静かな巡礼

3月、4月と訪れた旅先では、歩くことの意味をいま一度考えた機会であり、その時の思索がずっと身体のどこかに残っている。   歩く──それはあまりに日常的なこ...

わたしのさかひ

わたしのさかひ

5月24日より始まりましたeavam 展 10年以上にわたりタイ・チェンマイでオーガニック基礎化粧品の開発と製造を続けてきたeavamのスキンケア用品とお...

小野 佳王理
おむすびと日本の美しい感性

おむすびと日本の美しい感性

爽やかな五月 庭の欅がたっぷりと葉を生やし 気づけばたわわな実をすっぽり隠すほど、梅の木も緑と赤の葉で覆われてきました   そんな生命力溢れる植物達から、...

田上 真理子
ひとはりの重なり

ひとはりの重なり

先週土曜日から開催中の、任飢餓 宥子 展示会。   初日・2日目と足を運んでくださった皆様ありがとうございました!   迎える初夏に袖を通したくなる透き通...

のせるみ
変わりゆく日々のなかで、静けさを据えるということ

変わりゆく日々のなかで、静けさを据えるということ

気づけば今年も、すでにいくつもの季節をまたぎ、手のひらから水が零れるように時間が過ぎていった。   世界は今も、濁流のように揺れている。   地球の裏側で...

yasuhide ono
わたしたちそのもの

わたしたちそのもの

草木花は色が深くなり 誰かが見ても見ていなくても 茂みの中から明くる日へ、明くる年へと繋ぐ芽吹きの姿がある 蕗、三葉、セリ、ノビル 畑に出てその時必要な分...

小野 佳王理
今という一瞬に宿るもの

今という一瞬に宿るもの

百穀を潤す慈雨の季節 福岡の地は、早くも緑色の葉に衣装を着せ替えた木々に囲まれ そこかしこで新生活のきらきらした空気を感じます   我が家でも4月から小学...

不思議な帰属意識

不思議な帰属意識

インドが好きだ。 それは観光地としての好きではない。 たとえば「好きな国は?」と聞かれたとき、答えるのに一瞬のためらいもいらない。もう、身体が反射的に応え...

yasuhide ono
庭の小さなはなし

A small story about the garden

On the way to the store from the exit of the highway, Around the old schoo...

小野 佳王理
食べる喜び

The joy of eating

With the vernal equinox, the start of spring was felt in Fukuoka this weeken...

田上 真理子
漁村の朝

Morning in a Fishing Village

Good morning. Just when it seemed like spring was starting to arrive, it's...

のせるみ
無意識と潜在意識の深奥へ

Deep into the unconscious and subconscious

Since last year, I have been studying the unconscious in order to confront m...

yasuhide ono
聲に出すこと

To speak out loud

One morning, I stopped copying the sutra. Today, try reading the words in ...

小野 佳王理
雪解けのあと

After the snow melts

This winter, we had a lot of snow here in Kyushu and Fukuoka. Unexpected h...

のせるみ
古物に宿る記憶を辿る

Tracing the memories contained in antiques

Today, since the exhibition is currently in full daylight, I would like to wr...

yasuhide ono
いちばんいきがいをかんずるのは

What gives me the most sense of purpose is

The first exhibition of 2025, "Hakujitsu Exhibition", began last Saturday. ...

小野 佳王理