冬の食卓、初日

のせるみ

おはようございます○
季節ごとの景色を反映したブログになってしまいがちな私ですが
やはり今回も、「今」を記そうとすると
わたしにとっては季節やそこから恵まれる食に至ってしまいました…
いっそのこと、季節の食卓シリーズとでもいってしまおうかな!
同じように見えても、二度と同じ出会いは繰り返されないのが季節との出会い。
書きながら、ほかほかした気持ちになっているところです。
師走も中ごろ、我が家ではつい先日
冬の食卓が始まりました。
季節がなだらかに移り変わっていくように
食卓にも明確な境目なんてないはずなのだけれど…
今回珍しく、はっきりと、「ああもう冬だ」と
心身ともに感じる日でした。
有明海は小長井に、お仕事で伺った帰り
脂がのりにのったチヌと
透明のまま踊っている芝エビ
水揚され始めたばかりの初牡蠣と出会い、連れ帰りました。
チヌはお刺身で、
台所でも跳ねる芝エビはつるんとお刺身とから揚げに
牡蠣はシンプルに蒸して、その晩おいしくいただきました。
チヌは、切れ端を柚子で締めて冷蔵庫へ
そのこりは翌日のお昼に炙りにしていただきましたがこれがまた絶品!
捌くときの独特な匂いから嫌われがちなチヌですが
脂がのって太ったチヌは本当に、美味しいのです…!
野菜も魚も、肉も
ほんとうに美味しい素材は塩ひとつで美味しくいただくことができるから
不思議です。
今回の食卓も、牡蠣は蒸すだけ、エビはそのまま食べるだけ、チヌは炙って塩をつけるだけ…
みたいな構成で、大した手を加えていないのですが
そんなときこと、季節の食のありがたみを感じる瞬間なんだなぁと思います。
今週も、おいしい日々をお過ごしくださいね〇