ミーン・ミンミンミンミー
蝉の脱け殻をあちらこちらで発見して喜ぶ5歳次男
服に着けたり、虫籠に入れたり、レゴの上に乗せたりと自由自在の遊びがとっても楽しそう。
九州は亜熱帯地域のような蒸した暑さが続いていますがその中で二つの学びの場が行われました。
後藤健太郎さん、後藤優さんによる”ヨガ ・チネイザイン・食べる瞑想”
藤原奈緒さんによる、”あなたのための料理教室” と “自分の手で自分を幸せにする 料理とお話の会”
ご参加くださった皆様ありがとうございました。
日程は未だ決まっていませんが、御三方には次回の学びの場のお願いをしておりますので楽しみにお待ちくださいね。
5月から続いた学びの場も一段落し、8月はyasuhide onoの展示で和歌山ensと大分sceneへ。
うつしきは花月日の秋冬展から展示が続きます。
学びの場のお知らせはわたしのインスタグラムでお知らせしていきますのでお見逃しなく~!
急に思い立って始めたりするので要チェックです○
その学びの場で多くの影響を受けたのはかくいう私自身であります。
4回に及ぶ学びは新たな視点や変化が沢山ありました。
今回の食べる瞑想は手食でのカレー
実はわたし、食べ物を混ぜて食べるのが苦手で…カレーでも丼でも卵かけもあまり混ぜず、絶対混ぜないお米氷山地帯を作っておいて最後の〆に白いご飯を食べます。
案の定、この日もいつも通りに食べていたのですが、この食べ方を今日は辞めてみようと、途中から全て混ぜて食べてみることに。
いつものやり方をやめてみる、変えてみることは簡単なようで、実は意外と思い切りがないと出来ないことに気づきます。
“ただ混ぜるだけでしょ?”
いいえ、これはヨガで初めて頭立ちをする時の心境と同じくらい、勇気のいることなのです 笑
日常のこういった小さな拘りは意外と多く、わたしはこうだとか、このやり方だとか
気づかないうちに執着していることが多くなっていたりしますよね…
奈緒さんが”丁寧に時間をかけ、長く火を入れたものほど長く美味しく食べれる”と言っていたのも印象的で
料理の手間 楽(らく)=時短 に陥りがちですが、家庭料理を大切にする奈緒さんならではの智慧だと思いました。
と同時に自分のルーティンに盲目になっているところがあるのではないかと日々の料理方法を振り返ってみると
切り方がいつも同じだったりと癖なのか拘りなのか、それとも”忙しい”という言葉に惑わされすぎなのか…
そう、奈緒さんを迎えに行く日のお昼ご飯では焼きそばを作るのを大失敗してしまったのです。
これも”時短”から来た失敗
何ごとも長い時間軸で捉えた上で今この過程を省くべきか考えるべきだと改めて思いました。
忙しい日常は変化を嫌い、いつものルーティンが崩れることは恐ろしく面倒だと思う反面、
わたしたちは心の中で変わりたい、良くなりたい、という欲求も必ず持っているんだと思っています。
振り返ったり、そして変わるこを受け止める時間を取る為の一歩やきっかけが学びの場を終えた後の日常で後押しとなれば嬉しいです。
結局、食べ方はいつもの食べ方が好きでそのままですが、ご飯を混ぜたあの日から、日々の中の多々ある執着に気づくようになり、執着を認識することで僅かでも脱落できるようになったような気がします。
暑くなり、子供達の目覚めも早くなった今、毎朝のゴールデンタイムがほとんど取れなくなりました。
以前なら、その取れない時間は家族のせいだと、腹を立てていたけれど、
それは”自分にとっての良い時間”に執着していたんだと気づき、
執着することで腹が立ち、腹を立てることで出来ない時間や自分を肯定していたんだと思ったら
その時間こそ勿体無いなと自然と思えるようになりました。
だからと言って諦めたわけでもなく、臨機応変に切り替えていく方法を考える
ただそれを日常で繰り返していく境地に辿り着けました。
この暑い夏、アイスコーヒーでも飲みながら自身を振り返る時間を取ってみてはいかがでしょう。
肩の力が抜けて程よく脱落し、心地よい夏を過ごせるかもしれません。
佳き夏を。
小野佳王理