親しい友人と一緒か、離れるのか。
学校という社会で多くの時間を過ごす小学生チームはクラス替えという一大イベントにそわそわしながら迎えた新学期。
登下校の道でいつも見ている大きな木は2週間の間に新緑が芽吹いていた。
四季と共に変化する木々のように、わたしたちの身体も同じく季節を通して常に変化している。
10ヶ月かけて変わった身体は、6ヶ月が経ち、ようやく以前の自分の身体の感覚に戻ってきたように感じるこの頃。
産後のケアに伴うヨガを12月から始めるものの、
当初は今まで身につけていたボディマップが白紙になったかの如く、上手く身体が動かず、愕然とする。
けれど、日常では意識しない横隔膜と骨盤底の動きを中心に、目では見ることができない場所へ意識を向ける時間を取るようになり、
今までどれだけ意識をしていなかったかを知るようになりました。
それと同時にわたしは一体わたしの何を知っているのだろうか?
当たり前のように動く身体は見えている部分よりも見えていないものの方が多いではないか。
息を吸って吐く。何かに触れる。一挙一動に意識が向く時間をどれだけもっていたか。
そんな自問から、身体への興味を、再始動する学びの場で5月、6月、7月と開催したいと考えました。
5/23、24、7/14、15は熊本・和泉町にてタイ古式&チネイザンの施術を行う後藤健太郎さんと
ヨガやマクロビオティックの食を通して心身の癒しを探求する後藤優さん。
6/8は静岡にてアーユルヴェーダの施術を行う たなかひなこさん。
長年、心身と向き合ってきた御三方を招いての開催です。
詳細は追って告知しますので、皆さん、御予定を空けてどんな学びの場になるのか愉しみにお待ちくださいね。
5人目にして初めて、ベビーマッサージをするようになったのは、
以前、ひなさんに妊娠中にマッサージをして頂いたことがきっかけでした。
“ふれる”という行為で相手の状態を知る事は勿論、
言葉が話せない赤子との大切なコミュニケーションはなんとも愛おしい時間に。
この時、エネルギッシュな娘に触れながら良きエネルギーを交換できるようにと自身の調子も探ります。
7ヶ月を迎えた娘は只今、寝返りを習得してころころ転がって泣いたり笑ったりしながら出来ることを模索中。
同じく母もボディマップを再構築すべく探求する日々です。
内側へ意識を向けつつも日々着て纏う物への探求も忘れずに。
どちらも相まって生き生きと存在します。
週末から始まる花月日の展示では帽子の形は勿論、優しく包む素材も触れて愉しんで選んでみてくださいね。
初日、二日目は珈琲kouによるうつしきブレンドの香りも漂います。
新緑みなぎるうつしきにて目を瞑って一呼吸。
辿り着くまでの感覚を一旦閉じて、そして新たに開いて。
ここで触れたことによって何かが導かれるような、そんな場所で在り続けたい。
生きることは学びの連続であり、いつも手の届くところに必ずあって、誰しもが挑戦できるということ。
学びの場が小さな意識の変化のきっかけになりますように。
小野佳王理