うつしき

うつしき

飛切りの笑顔

新年あけましておめでとうございます。

皆さん年末年始はゆっくり休めましたか?

昨年は最後の展示の最中、積雪の為、止む無くお店を休むことになり、引き続き年始より福村龍太展が始まりました。

オンラインの掲載は10日10:00まで。展示は本日9日までとなりますので最終日どうぞ年始の挨拶も兼ねてお越しくださいね~

 

 

年末は、家族が増えて初となる家族写真をカメラマン小田に撮ってもらうことに。

しかしながら笑顔だけでは語れない

子ども5人と一緒に写真を撮るということがどれだけ大変なのか身に沁みた数分。

 

ちびっこ二人は好き勝手に振る舞い

思春期を迎える長男は無表情を何度も指摘され

しまいには赤ちゃんの泣き声が

もう撮れないまま終わるのかなと思っていると

長女が急に小田くんのところに立ちわたしたちのところに駆け寄って

 

“とびっきりの~えがお~!”

 

と振り返りながらカメラ目線でダブル横ピース

そのアイドルばりの作り笑みに一同爆笑

ちびっこたちもつられて”ガオー”と言って楽しそうにする。

そうやって写真の為とはいえ笑っているとなんだか楽しくなってきて、なかなか撮れずピリっとしていた空気は一転、明るくなった。

この場を盛り上げた長女のこの振る舞いに感謝し、楽しい思い出に。

 

お休みに入る前、あれもしよう、これもしよう、そしてゆっくりするんだと計画を立ててやる気がみなぎっていたわたし。

しかし、驚くほど何も出来ず、、、

朝から晩まで家族7人で過ごす2週間

“あれ、いつもの休日の方が休めてる..?

一人になる為に、ちょっとそこまで車を走らせ休憩を取りに行くほど。

こうゆう時は

“わたしは疲れているのよ、大変なのよ”

をアピールするかの如く不機嫌な態度にトゲのある言葉が出てくる。

たとえ自覚が無くてもそんな態度は親しき仲だから許されるのであって

深層では気づいて欲しいという完全な甘えが含まれているのである。

さらにこの不機嫌な態度を続けると自分はどんどん機嫌が悪くなり、心も濁って最悪な循環になるのだ。

家族写真を撮った時のように

笑うから楽しくなるのなら振る舞う態度で心は変わる。

それは笑うことに限らず行動のひとつひとつが内面に影響するということでもある。

その形のない内面は表情や佇まいとしてその人として現れる。

それならどのように在りたいか。

 

気の置けない人の前で誰にも見せないような怒りや不機嫌な態度を時には見せても大丈夫。

でも、素を見せることが出来る数少ない親しき仲こそ沢山笑って過ごしたいなと思う。

まずは自らが笑み溢れるように。

人生の抱負に出会った新年の始まり。

 

皆さんも笑いに笑う一年となりますように

 

小野佳王理