うつしき

うつしき

他愛もない日々の集まりだからこそ

夫が今日帰ってくる!

易々と迎え入れてくない、帰してもくれない、そんなインドへ2年振りにようやく買い付けに行けました。

愉しみに待っててくれた皆さん、もう少しお待ちくださいね。

 

今日の日記では夫が不在の中、

心に浮かんでは消えるとりとめない日常のことをゆるりと書きたいと思います。

寒さ身に染みる2月。

どうぞお布団の中でぬくぬくと、夢うつつで読んでいただけましたら幸いです。

どうぞお付き合いください〜

 

◯初日

“ドライブ・マイ・カーとポップコーン”

 

空港に送り届けた2回目の帰り道。

聞いていたラジオでドライブ・マイ・カーの映画の話題が。調べてみると丁度いい時間に上映する会があったので、映画館に立ち寄ってみる。思い返してみると、1人で映画館に行ったのは約10年振り!

絶対に食べきれないポップコーンとドリンクを両手に浮き浮きしながら座るも、パクパク食べながら見れるような内容ではなかった。複雑な思いを抱えながらも、映画の中の瀬戸内海の景色は美しく、癒されたのも本当。香川へ渡る時にも思ったけど、瀬戸内海を見ていると穏やかな気持ちになる。

ポップコーンはほんの少しか食べれなかったので、持って帰ることに。こんな時は子どもたちの顔が浮かび、

10年前には至らなかった思考の中で生きていることに気づかされる。

帰ってきて、テーブルにポップコーンを置いておくと、長男が発見。

“ママが買ってきてくれた!”

たまたま残ったものに大喜び…こんなのでいいの?と思いつつ素直に嬉しい。

 

“えぇ!一人で映画行ったの?何の映画?”

そんな驚くことかな…笑

 

◯日曜日

“もう一踏ん張り頑張った日”

 

休日はいつも夫と出掛ける。

だから、居ない時はいつもしないことをやってみようと思う。

娘の検定で、福岡市内に行く予定があり、“電車で行ってみようか!”とこれまた何年振りかの路線電車に。

福岡で電車に乗るのは初めて。

娘と2人で1日出掛けることもなく、手を繋ぎ娘の歩幅に合わせて歩くこともなかなかない。

ちょっと走れば乗れる電車が目の前を過ぎて行くと、”あー、10分損した…”

時間もったいない病の症状が出てしまうが、慣れない構内の長い階段を一生懸命上り降りする娘を見て、

損なんてことはないのだなと、反省。

“今日ね、一番嬉しかったのはチョコペン買ってもらったこと”

帰りの電車でそう打ち明けてくれて、バレンタインのお菓子をあげたかったそう。

移動で疲れたけど、皆んなを喜ばせたいという彼女の気持ちの力になりたく、クッキーを焼いた日曜日。

 

 

◯寝る前の出来事

“ママの隣で寝る”

 

流石に長男は参加しなくなったが、寝る前は下3人が母の横で寝る為に左右二枠について言い争い始める。

大体は一歳と三歳が勝ち取るが、六歳の娘もまだまだ甘えたいらしく、”ずるい”という娘を諭す事が毎回大変。

“ほら、五歳まで一緒に寝てたから譲ってあげよう”と言って納得するものの、”一緒に寝たい日もあるの”と言う。

そんな会話を終えて、五分後。

“明日は隣で寝ていいからね!”

と布団から顔を出して、娘に向かって三歳の息子が少しぶっきらぼうに格好よく言う。

五分の間の心境の変化はなんだ、と。かっこいいし、他者を思いやれるんだなと感動。

でも結局、次の日隣で寝たのはこの二人。

一番小さな末っ子が一人でごろごろしてたら、もう一つの布団でいつの間にか寝てくれていた。

二人がそれを見てはしゃぐ、はしゃぐ。まぁたまにはいいね。

 

 

◯最終日

“見ていないようで見ている子どもたち”

 

長男が “ママさ、いつもパパが居ない時、もっと爆発してるよね。今回は怒ってるのあんま見ないよね”

大変だったけど、確かにそう!

義両親、うつしきメンバー、声を掛けてくれる友人、子どもたち。

休日、一人で出掛けることもでき、この20日間でこれから改めたいところも見つかった。

 

夫が帰ってきて、週末2月26日からは日置さんの展示が始まり、また違う忙しい毎日がやってくる。

これもわたしの日々。とりとめのない日記を綴ってみると、自分の価値観や思考癖が見えてくるから面白い。

他愛もない日々をどう感じ生きるか。

 

“感動するには心で感じること、

頭を柔らかくしたらいい”

 

アニメを見てる娘が、ヘッドホンを外していきなり言葉を放つ。

そうね、日々頭を柔らかくして生きたらきっといいね。

 

たまにはこんな感じでゆる〜くお付き合いください。

小野 佳王理