うつしき

うつしき

"肚"を意識する

おはようございます!
うつしきでは、3月2日(土)から「BUM 展」が始まり
とびきり賑やかな週末に。
本日、月曜日までBUMのあきら君、たみおちゃんたくや君ななおろうが在廊してくれていますので
ぜひ、この機会にお立ち寄り下さいね!

そんな華やかな三月の始まりですが
季節の変わり目に
個人的には体がついて来ず
先月は、うっかり体調を崩していました。

寝込んでいる間
自然界は、目に見えてわからなくても
ひっそりとシーンを変えて
新しい物語が始まっているのかもしれないな
なんて事を、うつらうつらしながら
考えていたのでした。

と、言うのも
立春を過ぎた頃から、ほんの僅かですが体感に変化を感じ
それは言葉にするのは難しいのですが
何か物語のページをめくったような感覚があったのです。

 

体感といえば
昨年から本格的にヨガを始めて
ちょうど半年となる頃。

まだまだ初心者マーク付きですが
日々の積み重ねのお陰か、少しずつ
柔らかくなったり、開いたり、伸びたり
体の内側の変化を感じられるようになりました。

そんな中
とても嬉しかったことは
アーサナ(ポーズ)の王様と言われる
シルシャーサナ(ヘッドスタンド、頭立ち)ができたこと!

ヘッドスタンドの名の通り
頭で立ち、バランスを取る姿勢は
想像以上に腕の力も必要となり、倒れるかもしれないという恐怖心を失くすことも大事なポイントでした。

何より大切なのは
“お腹に意識を集める”ということ。

ヨガでは、
「締め付ける、ロックする、閉じ込める」ことで、体内のエネルギーを保持する
“バンダ”という概念があるのですが
とくに骨盤底、お腹、喉のバンダを意識することで
エネルギーが保持され、アーサナが安定するのです。

ヘッドスタンドでは、最後に足を天井に向けて伸ばすときに
お腹にあるウディヤーナバンダが大きな役割を果たしてくれました。

私達は、何か大きな決断をする時
ハラを括る、ハラを決める という言葉がありますが
日本には、古くから使われている”肚”(ハラ)という漢字があり
まさに肚(ウディヤーナバンダ)を決めた時
“あ!今ならできる!”と、直感的に思えたのでした。

 

月に一度
小野家で行われている”うつしき合気道部”でも
よく言われるのは

「お腹を締める」
「お腹に力を入れる」

単にお腹をへこませるということではなく
足からエネルギーを集めて、骨盤底、丹田でロックするようなイメージ。

お腹に力が入っていないと、氣(エネルギー)が入っていないのが一瞬でバレます、、、
そして、先生に「お腹!お腹!お腹!」と
言われてしまう。

先生の仰っているのは、きっと”肚”のほう。

お腹を締める?
腕の力は抜く?
腰は反らない?

と、頭であれこれ考えているうちは
まったく氣が入らず、呼吸も止まり、力まかせになってしまうけれど
一度、”肚が決まれば”自然と技も決まる。

これがなかなか難しく
日々、自分の立ち姿勢を疑う修行のよう。

ここまで来ると
どうやら自分が思っている腹と肚には
かなり違いがあることがわかります。

肚を決める
肚を括る
肚が据わっている

古くから日本で使われて来た言葉も素晴らしく
にくづきに土という漢字が使われている
意味を
改めて考え直さなければと思う今日この頃です。

3月も、まずは体から!
肚を意識して健やかな春の始まりを過ごしましょう~。
今週もよろしくお願いいたします♡

 

たのうえまりこ