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漁村の朝

のせるみ

のせるみ

触れるものも触れないものも、健やかに巡るほうへ
漁村の朝

おはようございます〇

すこし春めいてきたと思ったら、今日からぐっと寒くなる福岡。

今年は冬の始まりも終わりも遅い感じがしますね。

わたしは特にこの数ヶ月、月のほとんどが漁村をめぐる日々が続いています。

漁村の朝は早い。

人々がまだ夢の中にいるとき、暑くても寒くても、彼らはそれぞれの仕事を始めます。

暗闇のなかでうっすら発光する辺りからベルが鳴ると、それまでの静寂が一転。

 

食べ物も職業選択も趣味も、溢れるほどの選択肢があり、

人と出会わずとも、汗をかかずとも生きていけるような気がする現代。

自由に、好きなように、生きていけると思える時代。

でもその暮らしは、見えない人々の汗をかいた労働に支えられている。

世の中のすべて、きれいに見たいように見ることはできるけれど

本当の状況は、圧倒的な労働。

 

人為と自然が重なって見せてくれる一瞬の、息をのむ美しさ。

 

わたしはこれからその一瞬に、何度気が付くことができるだろう。

その一瞬が立ち上がることがこの世界から消えてほしくないのは

ただ私がそれを尊く思うからという理由だけで胸を張れるようになりたいものです。

 

今日もうつくしい一日を〇

 

のせるみ

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のせるみ

触れるものも触れないものも、健やかに巡るほうへ

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