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線と色

小野 佳王理

小野 佳王理

小野家5人の子どもとの奮闘記 / 賑やかな日々とうつしきのこと/ 土日はうつしきのお店番
線と色

10年前東京のアトリエを共にした 野原 の健司くんと花月日 のだいちゃんの展示を無事に終えることができました。

当時、一念発起で集った仲間たち。うつしきで2人を呼んで展示をすることが私たちがお店を始めた時に叶えたかった一つの目標でもありました。

ひとつの目標まで辿り着き、次回までどのように皆が歩むのか愉しみにしています。

最終日のMeadowの演奏会ではmaikaさんの唄から生き物たちの芽吹きを感じ、寒い冬を終え、気づけばあっという間に時が過ぎ、この春、長女が卒園、次女が入園。

東京のアトリエで小さな頃一緒に過ごした長男は先日、小学校で二分の一成人式がありました。

成人まであと10年!彼の行動や発言から、あと何年一緒に入れるのかカウントダウンが私の中で始まったこの一年。

長男は一歳半まで私の実家である新潟と東京を行き来きし、福岡に移住してからも各地の展示会に同行し、インドの買付にも行き、その中で誰とでもすぐに打ち解ける姿を目にして来ました。

学校も特に問題なく楽しく過ごしています。彼を一言で言うなら”調和”。ただ、幼少期はやんちゃで、今もその一面が見える時も。思春期を迎え、青年期へ突入する年齢まで育ち、今後どうなるのか気になっているところ。

今日はそんな彼の話を綴ります。

 

先日の夕食後、その長男は最近夫と距離を置いてるような感じがするのですが、その日は珍しく3人で会話が弾む。

“パパはね、後ろから来ててもすぐ分かるんだよね、でもむっちゃん(我が家の1歳児)は分からないんだよ!”

と謎なことを言うので、わたしが

“足音?”

と聞くと、

”そうじゃない、パパはすごいエネルギー?を出してやってくるから分かるの、圧みたいな。めっちゃ強いんだよね。燃えてるような線。

パパは本を読み終わったあとはその炎がMAXになってる、だから強い炎だっり、怒っているときに出る青い炎を感じる時は近づかないようにしてる”

“ママはね、普段スッキリした線が出てるんだけど、怒ると炎で、あと仕事してる時、特に徹夜の時は炎だね”

なんのこっちゃ、と思いつつも、周りの人はどうなのか聞いて行くと、

私たちが相手に待つ印象と長男が言う線や色からイメージする心理に近いから驚いた。

6歳くらいまでの子は殆ど見えない、幼いほど何も見えない、感じないそう。

大人はその人の性格が付き合っていけば大体分かる。

もし仮に彼が本当は見えていなかったとしても、10歳の男の子がここまで人の事を分析出来ると思ったらそれはそれで凄い。

と、同時になぜ彼に”調和”という言葉が浮かんだのか理解が深まった瞬間でもありました。

ちなみに我が家は

一歳娘はわからない
三歳息子は太陽みたいな大きなまる
六歳娘はパパに似ていて、パパを超しそうなくらい強い炎が出続けている
私の母は螺旋
私の父はわりと強い炎が出続けている


多くはスッキリか炎
そのスッキリの線が太かったり細かったり
炎が強かったり弱かったり
うたをうたう人は歌い始めると太陽みたいなまるがでてくるそう
特殊系は螺旋、雷、まる


纏っている色も見えるそう
大人でもこどものようにない人も数人いるそうです
その線が立ち替わり、入れ替わり特定できない場合も


面白いですよね。
よく言われる共感覚ともまた少し違うような気がするし。


この感覚がいつまで持続するのか、成長と共に見守りたいと思います。


”ぼーっとするな”と時折父に言われる息子。

実はぼーっとしてないし、色んな事を感じている。両親は息子に尊敬と反省をする会話の時間となりました。

両親は子どもに少なからず何かを期待している。

ありのままを見て受け入れて、その上で子どもたちとどう関わっていくのか、10年経ってもまだまだ気づきと発見と反省の繰り返し。

あれこれ考えた後、最後に戻るのは”自分の人生を生き抜いて”と願う心だったりする。

今日も笑って泣いて生きて欲しい。

 

小野佳王理

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