うつしき

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はいいろオオカミ+花屋西別府商店展を振り返る

おはようございます。急に冷え込んできたここ一週間、いかがお過ごしでしたか?

 

うつしきでは昨日まではいいろオオカミ+花屋西別府商店展を開催していました。

 

会期中うつしきまで足を運んでくださった方、遠くからオンラインで作品を求めてくださった方、本当にありがとうございました!

 

わざわざお電話でほしい作品のお問い合わせを下さったり、最終日閉店間際に駆け込んで運命の作品と出会って下さったり、
みなさんが楽しみに待っていてくれたようなエネルギーがひしひし伝わってくる嬉しい10日間でした。

 

そんな10日間を、すこし振り返ってみようと思います。お付き合いください〇

最初の土日は、はいいろオオカミ・佐藤さん、花屋西別府・西別府さん、奥様の和歌子さんと愛娘の季子ちゃん、
そして特別喫茶を開いてくれたうぐいすと穀雨・菜々さんのチームが勢ぞろいしてスタートしました。

 

スタッフをしていて良かったと思うことのひとつに、設営の過程を垣間見れることがあります。

 

完成する空間は、当たり前ですが設営の過程があってそこに成り立つものです。

 

今回はおもむろに西別府さんが「のこぎりある?」と言って大きな柿の木を切ることから始まりました。

 

木を立てるよ!と事前に聞いてはいたものの・・・まさか本当に本当の大きな「木」だとは!

 

そしてその木に、限られた設備や道具のなかで美しいバランスの光を灯していく佐藤さん。

 

展示空間の背景となったおおきなペルシャ絨毯を飾るときも、
もっと言えば作品を作るときもそうやって二人の感性と力が応答しあってこの世界が生まれるのだと熱くならざるを得ません。

 

西別府さんと佐藤さんが出会い、同じ道を歩もうと横に並んだ日に心から祝福と感謝をしたい気持ちになります。

 

きっと訪れて下さった方には、木漏れ日に腰掛ける村の住人の姿が見えるような、どこか異国の町で空に向かう古樹を思わせるような、
星降る夜の木の気配を感じるような、物語を生む1本の木になっていたように思います。

 

和歌子さんがうつしき周りから摘んでゴルショークに添えた香り立つ植物たちも、美しかった。

 

喫茶ではボルシチとパン2種の美味しいプレート、お菓子、お持ち帰りのパンセットなどを用意していただき、
展示の世界観にどこか寄り添う空間が広がっていました。

 

お食事して帰る方、パンを受け取りに来た方から感謝の言葉が絶えなくて、
朗らかな菜々さんの明るい気持ちがスープやパンににじみ出ているのだろうと確信。

 

最終日は再び西別府さんが秋色リースづくりのワークショップのため在廊してくださり。

 

西別府さんが事前に摘んでいた植物に加え各々が自分の手で気になる植物を採取することから始まり、
喫茶室の中や野外など好きな場所を選んでリース作成。

 

西別府さんから、植物を見るまなざしや知恵、手の感覚などたくさんのことがその場にちりばめられていたように思います。

 

完成したリースを抱える面々の、幸福感と満足感、
家に帰ってどこにかざろうかしらという期待感の織り交ざったお顔を見てこちらまで温かい気持ちになりました。

 

私も参加したい~!!(笑)

次回の展示は、来年2022年11月を予定しています。

 

今から待ち遠しい~!次回はどんな世界、あたらしい作品たちが広がるのでしょうか。

 

本日朝の9時までうつしきオンラインにて展示作品を掲載していますので、駆け込みもおまちしています。

 

今日はうつしき、撤収作業のためお休みです。ご留意くださいね。

 

気持ちよい1日を〇

 
のせるみ