うつしき

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学びの場第4回目 学ぶことは本能である

1/22よりchikuni展が始まりました。

今展に合わせ、兼ねてよりchikuni と親交のある音楽家 太田美帆さんをお呼びして演奏会と学びの場を開催。

今回は頑張った自分へのご褒美も一緒に。植物料理家きみえの食事付きで愉しんで頂く企画となりました。

演奏会、学びの場の様子はうつしきyoutubeにて公開予定です。

また、うつしきHP内の楽学にて美帆さんに綴って頂きますのでどうぞオンラインでも愉しみにお待ちくださいね。

 

さて、皆さんはどんな学びをしていますか?

学校で勉強すること

本を読むこと

習い事をすること

どんな学び方でもいいと思いますが

日々意識をすれば”学び”はいつも側にあります。

なのに、自分で”学び”を高くて偉いような位置に置いたりしていませんか?

 

1歳の娘が何度も挑戦して、初めて三歩あるいた時の満面のドヤ顔を見せてくれたとき、何かができるようになる喜びを本能で知っているように感じたことがありました。

 

 

子供たちは日々学びの連続の中に自然と居る。

”学ぶ”ということは本来、人が持ち合わせている本能なのかもしれません。

だから、成長するに連れ、その本能が薄れているように感じても、その感覚はいつでも取り戻せるようにも思えるのです。

意識をしなくても子どもと同じくらい、いつも自然体に学んでいる状態で居たい。

 

学びの場はその”学ぶ”ということを考えるきっかけの場所であって欲しい。

そして、参加したときは学ぶ”同士”がいることを感じ、充電して満ちた自分になる場所で在りたい。

 

子どもたちには愉しい時間を過ごして欲しいのは勿論、

色々な生き方があることを知るきっかけの場所で在るように。

 

 

美帆さんは甲状腺癌により一時的に声を失い、手術により今まで使っていなかった筋肉を使って歌うようになったと言う。

幼少期から聖歌を始め、歌い続けて来た人が、また一から手探りで迷いながらも自分の声を探している事実を聞いて、彼女の強さを知る。

と同時に、今まで支えてくれていた声との別れにどれだけ自分と向き合ったのか。

寂しくて辛い日々もあったはず。

それは誰も想像できない。本人だけしか分からない。

 

今回の学びの場では歌うことはもちろん、彼女の生き方を学びたい。

そんな気持ちで参加してくださった方もいらっしゃいました。

 

美帆さんの合間合間で話すお喋りは、少し肩の力が抜けて、心地よくその場に居れる雰囲気を作ってくれる。

皆んなを愛する おもてなし にいつも感動してしまうのです。

 

美帆さんたちと過ごした3日間はとても学び多き時間でした。

 

本能のままに自然と学んだ後は、昨日とは違う世界が待っている。

すたすたと歩き、行動範囲が広がった娘を見ているだけで日々学びの連続だと実感しているのでした。

気負わず自然体に今日も学び、生きましょう。

 

小野佳王理