うつしき

うつしき

歩いていますか?

延長させていただきました 市川孝展。
オンライン展示をはじめ、映像や対話などが連動した様々な試み。
たのしんで下さったみなさま、心からありがとうございました。
余韻に浸って、また何度でも味わってくださいね。

 

さて
最近、歩いていますか?

 

私は先日近所の子供たち7人と、隣町にある大きな大社まで
往復20kg弱程を歩きました。

 

小学校1年生になったばかりの子も数人いるなかでの
山あり谷ありの道中。

 

ふと、「最近歩いていないかもしれない」ことに気が付きました。

 

うーん、最近って?
コロナが流行って自粛が始まってから?

 

歩くって?
そういえばどこへ向かって歩くのだろう?

 

このご時世あらゆることをコロナのせいにしがちですが
コロナとは関係ないこと、結構あるかもしれないなぁ。

 

目的もなくゆっくり、ただあるいていると
見上げようと思ってもいないのに空を仰いでいたりして
予期せず目には昼間の白い月が飛び込んできました。

 

これって人生そのもののことかしらと
どうにもカッコいいことを言いたくなります。

歩くリズムは呼吸のリズムと連動していて、
足の裏には命を呼び覚ます力があるということ。
私個人の活動 間(あわい)で、
マッサージとは別に座学と実践のワークをお届けしています。

 

きっと、歩くことは、呼吸をすることの次に
どんなときも当たり前に、それでいて無意識にくりかえしている。

 

それらに意識を向けることは
無意識に光を当てて、ほんのすこし向き合ってみるということ。

 

今の呼吸の深さは、なにに合わせた呼吸の深さなのだろう?

 

今の歩く速度は、なんのための速度なのだろう?
例えばこんなことを、
昼間に白い月を見つけたそれくらいの
軽やかで、微笑ましい気持ちで。

 
のせるみ