うつしき

うつしき

読み返す日記

 

冬のひだまりがほのかに暖かく感じる師走
広島へ家族で向かった元旦からもうすぐ1年が経とうとしています

さて今回のブログでは何を綴ろうか

昨年の今頃の投稿を見てみると”ひとりの主人公として”というタイトルだが、どんな内容だったか読み返してみることに

 

目の前のことに必死で、過去の事をこと細く覚えてられない昨今

忙しい日々、一ヶ月に一度でいい

立ち止まって、こうして残すことがどれだけ重要かということを改めて学ぶ

 

2021年のブログを読めば、とにかく結婚、子育と環境が変わった中で苦しみ続けていた数年の鬱憤を吐き出す場になっていて
2022年は今ここに居る喜びも悲しみも全てを噛み締めて日々を過ごしていたように感じる内容

必死に悩み、もがいていたのが遠い記憶のよう
そう思えるということはその時期の悩みからは脱出したのだなと

自分を俯瞰して見ることができました

 

今はというと産後2ヶ月が経ち、”自分の時間”はほぼ無く

睡眠を削り、何かを諦め、こうしてブログを綴る時間を作っています

 

産前、あれだけ知識や情報を得ようとして毎日聞いていたボイシーも、ポッドキャストも全く聞く気にならない

文字を読むこともあまり気がすすまない

身体を動かすよりも寝ていたい

とにかく授乳でお腹は空くから食べすぎちゃうくらい緩い自分

 

こうやって綴ってみると

無気力で空っぽな人間に思えてならない

以前ならこうゆう自分に嫌悪感を抱き、

動くことで、情報を得ることで、安心感を得ようとしていました

“こんなのは自分じゃない!”

いやいや、これも自分なのだと、こんな時くらい緩んでいいのだと今は自然と思えるんだから、

ちゃんと向き合ってきた証拠です

 

緩みきったら、ふつふつと力が湧いてきて自らの足で一歩を踏み出す

身体を動かし始めれば、より動かしたくなる

本を開けば、より読みたくなる

時間がなければ何が大切かより考える

 

それを見逃さないようにただ生きるだけ

これからの1年、一体何をするのか

来年またこの日記を読んで何を思うのか愉しみです

 

 

うつしきでの今年最後の展示は12/17より始まる福村龍太 陶展となります。

喫茶室の初日、2日目はsardexkaの日本の旬とスペインの香りを。

後半週末は珈琲 占野で深く潜るように味わう珈琲を。

Instagramにて詳細を告知していきますのでお見逃しなく。

 

感謝の気持ちを込めて”よいお年を”の一言を交わしたい。

年の瀬、皆さまに会えるのを愉しみにしています。

 

 

小野佳王理