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わたしのさかひ

小野 佳王理

小野 佳王理

小野家5人の子どもとの奮闘記 / 賑やかな日々とうつしきのこと/ 土日はうつしきのお店番
わたしのさかひ

5月24日より始まりましたeavam 展

10年以上にわたりタイ・チェンマイでオーガニック基礎化粧品の開発と製造を続けてきたeavamのスキンケア用品とお茶が並んでいます。

妥協のないものづくり、そこでの土地と人、そして時間の重なりを細部から感じます。

北タイの手漉き紙に紐でぎゅっと結ばれた三角のような形をした包装は

故郷の三角ちまき(三角のカタチで蒸した餅米を甘いきな粉で食べます◎)のようで、

祖母の笹を巻く手の面影を思い出し、一人懐かしむ。

 

人と自然が時間をかけて大切に作った、ソープやバームは心地がよく、

包まれたものの安心感がこちらまで伝わってくる。

ソープは汚れを落とす感覚とは違う。泡で包み込んでくれるような優しさがある。

洗うという言葉より清めるに近い、癒しの時間でもあります。


「eavam(イーヴァム)」は、古代ギリシャ語で、地上と天国の間の天使の居場所という意味があり、

天使は人と神の中間の存在で、より良くなるために新しく生まれ常に変わり続けるようで、

その存在のように、より良い方向に向かうものづくりをしていきたいと仰っていました。

 

また、免疫学で自分の細胞のことを自己、自分ではない異物のことを非自己と呼びますが、

その境界である皮膚がeavamの場所なのではないかと解釈しているそうです。

皮膚を通して非自己である他者を知る。

自分を愛で、満たされると他者にも優しくなる原理がスキンケアという言葉の中に含まれているんだなと腑に落ちました。

自己と非自己の境を意識することは

色即是空 ( 色である”わたし”は空である)

空即是色 (空即ち色である)

根底においては私も動物も草の命も全部繋ぎ目がないとする

自他一如を説く仏教の教えと通ずるのではないかと思ったのです

 

朝の習慣であるほんの数分の瞑想は

目を瞑って、今見ている景色から離れ、

自他を意識すると同時にその境の隔たりを小さくして溶け込んでいいくような感覚があります

そうすると不思議ですがこの世界と自分が共にあることに嬉しくなるのです

こんなに短い数分で満たされていいんですかと思うくらい〜ほんとおすすめです

 

そんな経緯から6月にAmrita Ayurveda たなかひなこ さんをお呼びして瞑想について学びの場を開催します。

開催中であるeavamの展示に触れて、

その流れで6月12〜15日の4日間に渡る身体を巡る催しに参加していただけたら嬉しいなと思うばかりです。

お申し込みをお待ちしています〜

 

まずは今週末531日(土)はスタッフ田上まりこによる『わたし』という存在を祝福するむすひ喫茶を開催いたしますので展示と併せてお愉しみください。

 

そして…

明日新月はHPがリニューアル!

こちらのHPがご覧いただける最後の日でもあります。

訪れてくださった皆さまいつもありがとうございます。

それではどうぞ明日をお愉しみに⭐︎

今日も佳き1日を◯

小野 佳王理

小野 佳王理

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