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ゴールデンタイム

小野 佳王理

小野 佳王理

小野家5人の子どもとの奮闘記 / 賑やかな日々とうつしきのこと/ 土日はうつしきのお店番
ゴールデンタイム

蟄虫啓戸かのように、朝早く起きるのが愉しくなってきているこの頃。

産後、夜泣きや授乳により、リズムがばらばらだった日常も少しずつ整い始めています。

今年の2月2日から始めた毎朝15分ほどの般若心経の写経も気づけば31日目を過ぎ、一行目に戻るところまできました。

習字を習っていたわけでもなく、仏教に造詣が深い訳でもなく、”私とは何か、この世界とは何か、それらはどのようにして顕れるのか、その実体は果たしてあるのか”

ということがシンプルに書かれているこのお経が、違和感なく自分の中入り、もっと知りたいという好奇心から始めた写経。

数年前は全く興味がなかったのに不思議ですね…!

いざしてみると、”下手くそ!”と字の良し悪しに捉われがちでしたが、続けていくと、上手い下手は続けた先の副産物に過ぎず、それよりも”今”の自分の心の状態が面白いほど現れるので続けているように思います。やることに追われている日に書くと、雑な字に。落ち着いて一文字に一気入魂する時は丁寧な一文字に。

書く瞑想から始まり、その後、手帳を出して1日のスケジュールや今後の予定を確認する。

そこからすべきことに手をつけていきます。

その後、子供たちが次々と起きてきてゴールデンタイム終了!
心を整えたつもりでも、この世は自分のご都合通りにいかないのが常であることを
日々学校や園の見送りが終わるまで試されています…笑

 

そんな中、今年に入ってから、小学生チームの登校に合わせて次男と次女を連れて途中までお散歩がてらお見送りする小さな習慣ができました。

太陽が昇りきる前の清々しい空気に触れる僅か数分の中に、子供たちとの他愛もない会話が交じり、大切な時間を手に入れたようで嬉しくなっています。

毎日通る同じ道が、昨日と全く同じではないことに気づくことができるのも、きっとその時間を愉しんでいるからでしょうか。

子供たちに”支度が遅い!”なんてプンプンしたまま家で見送っていた頃は、世界のその小さな変化にも気づかず、小さな箱の中で自分の”感情”に捉われ振り回されていたような気がします。

小刻みの小さなゴールデンタイムを沢山作るようになって

何もできないと思い込んでいた思考からも脱出成功?

 

般若心経を書いていたって、朝早く子供たちが起きてくれば

“邪魔しにきたな”と苛立つ日があるのが日常です。

そんな”わたし”の修行の日々を皆が与えてくれているということを忘れないように。

 

さぁ今週末からはアルミ匙作りを毎日開催、忙しい毎日になりそうです~

前回、火おこし器で盛り上がりました、アルミを自在に操る永瀬二郎の展示が始まります。

大人も子ども愉しめること間違いなし!初日、二日目は予約をお願いします。

もうすぐ春休み、家族でお越しくださいね。

皆さんのご来店お待ちしています~!

 

 

小野佳王理

小野 佳王理

小野 佳王理

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