うつしき

景色が変わるとき

立夏を迎え、庭の草木がのびのびしています。うつしきに来た事がある方はご存知かと思いますが、我が家の庭はとても広い。
移住して7年近くになりますがとにかく庭の手入れには悩まされてきました。

 

ユーカリやミモザ、
ラベンダーやホーリーバジル、
檸檬やブルーベリーなどの果樹
様々な木々や花を植えたりしつつ、
雑草と呼ばれるものと春から秋まで共にします。
“草取り”それは抜いても抜いても終わりが見えない修行のようなもの。
“めんどくさい”という言葉が浮かび嫌になる時も度々あります。

 

そんな中、現在うつしきで開催している市川 孝 展でお世話になった皆さんと数日過ごし、私の中で小さな変化が見られるようになったのです。

今展示の催しは当初の予定のまま進める事は出来ませんでしたが、
tsumugiさん、野草宙さんからはうつしきの庭の野草や野花のことを教えてもらい、野草茶の作り方を。(その後、夫が野草茶にはまる。)
余韵さんはうつしきの庭のスギナを用いたグラノーラを作ってださり、お菓子のBOXを用意してくれました。
市川さんの器を用いてお料理を作ってくださった髙倉優仁子さんからは椿の葉を用いた蕨の灰汁の抜き方、野菜の美味しい食べ方や盛り付け方を。
市川さんには蒸留器で野草の蒸留水の作り方を教えてもらい、その間に子どもたちと一緒にお茶を愉しく頂きました。

 

展示3日目の夜。
野草風呂に浸かり、蒸留水で保湿し、野草茶を飲む。心身共に満たされ、久しぶりにその日の夜はぐっすりと深い眠りに。

朝起きて庭を散策していると、
今まで気にもしなかったヨモギの場所、
踏み付けていたハコベ、
大嫌いだった笹の葉を見つけて嬉しくなる。

 

今ここに立っている場所がこんなにも尊いものたちばかりだったのかと、一気に地と繋がったような感覚になり、はっとしました。

 

いつもそこに居てくれてありがとう。
“雑草め!”なんてひとまとめにしてごめんなさい。
改めてこの場所を大切にしたいなと思いました。

 

今回の状況だったから出来たこと
見えたこともあって
素直にこの機会を頂けたことに感謝をしたいと思います。

 

市川さんの展示は延長し、お店は17日まで。
オンラインは18日11時までとなります。
(アポイント制。火、水は店舗、オンライン共にお休み)

 
最後までどうぞお愉しみに。
 
小野佳王理