いびつ 展をご覧いただいた皆様
有難うございました。
新しくご紹介の作り手との出逢いは、
長い何月を経てより深みを増して
ご自身の糧になってくれると願います。
うつしきは季節の移ろいと共に歩を進め、
5月1日よりCOSMIC WONDER 展を
開催致します。
COSMIC WONDER 「うすはなそめ」 展
日程
2021年5月1日(土) – 5月9日(日)
※期間中休みなし
作家在廊日 1日(土)
場所
うつしき
住所
福岡県宮若市原田1693
時間
13:00-18:00
麻や絹、有機栽培綿の、
COSMIC WONDER “Days of light” の衣を
うすはなそめにしました。
うす泥染めは奄美以南に
自生する常緑高木の福木を
煮出した染料と泥で染める。
通常の泥染は車輪梅の染料を使うが、
うす泥染では福木の染料を用いた。
泥は奄美大島の150万年前の古代地層による
鉄分豊富な泥田の泥。
福木染め、泥田で泥染め、上流での川濯ぎ、
福木染め、泥田で泥染め、水晒し、、
と染め作業を繰り返す。
染め上がる布の具合により、工程を変えたり、
染め重ねる回数が変わるという。
泥染めは奄美大島の自然の恵みと
長年培われた技法と技術と時間を要する。
奄美大島の金井工芸による。
うす藍染めは終わりかけの薄い藍甕で、
何度も染め重ねる。
藍甕に衣をつけ、水に晒し、
天日干し、藍甕にまた衣をつけ、水晒し、、
うす藍染は通常の藍染めより、下晒しの処理、
染める回数も多く、大変繊細な仕事。
うす藍染めをされる
三重県の紺屋 仁の仕事は、
藍染めの染料であるすくも作りからはじまる。
自然栽培で藍を育て、すくも作り、
四季を通しての作業を終え、
ようやく藍染めができる。
紺屋仁は藍染に正藍染めの技法を用いている。
近日公開の取材映像もお楽しみに。
光舞うCOSMIC WONDERの衣が
広がるうつしきでお待ちしています。
COSMIC WONDER
1997年、 前田征紀を主宰として設立。
東京・南青山に
「Center for COSMIC WONDER」を開設、
活動と発表の拠点とする。
「精神に作用する波動」としての
衣服、美術、書籍など
多岐にわたる表現領域により展開。
2016年より京都・美山の
重要伝統的建造物群保存地区の
古民家と工場跡を製作スタジオにする。
[ 取材・撮影協力 ]
島根県立石見美術館
紺屋仁
そしてもうひとつお知らせ。
心待ちにしていただいている方も多い、
太田美帆さんの新アルバム「 嬉 々 」の
先行予約がはじまりました。
https://utusiki.com/kiki/
満月の日に、
収録作「Dear」のmusic videoも
合わせて公開です。
すぐ傍に心動かされる大切な音楽を。
どうぞご縁がありますように。