うつしき

うつしき

子どもの遊び

“天使です〜、てんしで〜す、テンシデス〜♩”

 

外で庭の葉蘭を服に差し込んで陽気に唄って、とっても楽しそうに遊ぶ子どもたち。

 

緊急事態宣言が出され、家族皆んなが一緒に過ごした約1ヶ月間。
皆さんはどのように過ごされていましたか?

 

我が家はなんとまぁ賑やかな毎日でしたが、今まで気づかなかった子どもたちの成長や兄妹弟の絆を見れたりと貴重な時間だったなぁと振り返っています。

 

ちょっと目を離せば泥水に入って泥だらけになったり。
母はこんな時、”洗濯面倒くさい・・・”
と真っ先によぎるのですが、子どもはいいですね。
楽しいが一番。やりたいが一番。

この光景どこかで、、
そういえば私も幼い頃、隣の家の空き地の水溜りに弟と入って泥だらけになって遊びほうけた記憶が蘇りました。

 

あ〜同じだった。

 

売地で遊ぶなと親は注意をされたようですが、母は”それくらいいいじゃんね”と言っていたような気がします。
泥だらけになれば笑い、こっそり口紅で全身落書きをした酷い姿を面白がってくれていた我が母のお陰で、
少しは子どもと同じ目線で一緒に居る事が出来ているのではないかと思います。

 

子どもって不思議ですが
例えば私がこの遊びしようとか、〜して遊んできたら?
と言ってもすぐ飽きて”ママ〜”と言ってきますが
少し放置をして離れていると勝手に遊びを見つけ
そして没頭している。

 

親のここまではして欲しくない、これは後々片付けが面倒くさい、この範囲で遊んでね。
という親の都合で決めてしまう遊びは子どもにとっては窮屈なのかもしれません。

 

ある日は長男と長女がリュックを背負って2人で
“今日は山に行ってくるけん!”
と出かけて行きました。
何処にいくのかな?と見ていると、
庭にシートを敷いています。
“兄ちゃん、食糧採ってくるから待ってろよ”
と木登りを始めました。

おぉかっこいいなぁ〜と思いつつも
食糧は木の実かい?
と色々と突っ込みたかったのですが、
ここで私が入ってしまうと彼らの世界が変わってしまうような気がしたのでこっそり写真を。

 

すごい真剣にそして満足そうに遊んでる子どもたち。そんな時は見てあげるのは安全だけ。
心から楽しんでいる時は一緒笑って、私も子どものように解放されよう。

 
小野 佳王理