植物性菓子を作るかたわら 野草好きが高じて 伝統的な韓国菓子作りや 和の葉の餅をひろめる活動をしている
“余韵”こと”うじゃ姉”による学びの場を1月12,13日に行いました。
こちらの様子や学びについてうじゃ姉が綴ってくれています。
HP”楽学”よりお読み頂けますのでぜひご覧くださいね。
古来より身近であったもち菓子
故郷新潟では熊笹に包まれた笹団子が有名で、
小さい頃は祖母が作ってくれたものを食べるのが毎年の愉しみでした。
けれど、どこか面倒な気持ちがあって、家庭では作ろうとしない”もち菓子”。
うじゃ姉なら、家庭でもしたくなるような心の持ち方からやり方まで学べるような気がして
“もち”をテーマとした学びの場をお願いすることにしました。
今回の学びの場を開催にするにあたり、どんな内容にするか打ち合わせをしていた時に
わたしは”韓国餅のソルギを食べてみたい…”とうじゃ姉に話をふるのですが
うじゃ姉は
”きにとめていなかった草を食べられるものがあると知ったり、好きになってもらうことが
この季節でうつしきでできることだと思うからシンプルな草餅の会はどうかな”
という提案をしてくれました。
わたしはそのやり取りで目を覚まし
そうだった、わたしは庭に毎年ひっそりと佇む蓬を見ていつかは草もちをと思っていたのに、
急に外に目が向き、食べたことがないものをと思いついたものを口走っていたのでした。
あぶない、あぶない、と
本筋から逸れそうだったところを正してくれたうじゃ姉はそのまま
“いまから庭の植物の様子を見に行くね!”
と、佐賀から1時間かけてうつしきに来て庭散策をすることに。
正月の栗金団を鮮やかにする自然の着色料でもある橙色のくちなしの実をお店の前で発見し、
餅菓子のときに使うんだと、喜び、
よもぎがあった!ハランもある!椿だ!と、うじゃ姉隊長についてまわり、
これはケセンに似ているけど実の色が違うなぁとか
寒さも忘れ、次はなんだなんだと、ワクワク
いつもの庭が宝島のよう。
“植物を採取してたりするといつの間にか山の上の方とか行っちゃうんだよね”
“ごめん、今日、餅のこと話始めたら止まらないかも”
うつしきの学びの場ではそんな偏愛ぶりを大いに披露してほしい。
溢れる想いはとても大きな力があって
受け取った大人も子どもも活気に満ち、終始賑やかな日となりました。
庭の植物と同じように日々は必ず移ろい、
どんなに頑張っても止めることはできず、変わらずそのままでいることはできません。
だからこそ日々の中でわたしたちは問い、学び続け、共に移ろいでゆくことが大切だと考えています。
どうせなら想いが溢れだしちゃうような、とびきり愉しめるものを学んでいきたい。
今回も沢山の気づきと喜び溢れた場となりました。
また次回の学びの場をお愉しみに〜!