秋晴れがつづく福岡。
自然豊かなうつしきでは季節の移ろいをはっきりと五感に感じます。
身に纏うものもその日の体感で気候や体調、予定に順じて選び取り、食べることと同じように日々に欠かせないことです。
これから毎週日曜日にうつしきで取り扱う衣服に焦点を当てご紹介していきます。
これまでもオンラインに掲載していましたが、小さな画面上の操作で買い物をしてもらえることはものすごい信頼だと思うのです。
そんな便利な方法の中で店頭で気軽にお伝えしていることが、オンラインでは足りていない部分も少なからずありました。
衣の背景にあるストーリーや、普段私たちが着用して気づいたこと等を知ってもらえることで、肌に一番近いところに寄り添うものがご自身を守ってくれたり喜びになったり、誇りに繋がるものとなれば幸いです。
はじまりの一着は、MITTAN うつしき別注 シルクロングシャツ(厚手)(補強) SH-46H
京都を拠点とする衣服ブランドMITTAN。
一過性の時代の流れに留まらず永く着てもらうことを前提につくられています。
うつしき仕様で作っていただいたシャツは、袖やポケットに補強も兼ねた美しいステッチが入っています。
京都で作られた絹100%の生地は着込んでいく中で驚くほど変化する素材。
スタッフ小田が一年ほど着用して揺らぎが出て奥行のある質感になっています。
とろっとした心地よい肌触りが身を包んでくれます。
手洗いを推奨されていますが、着古した雰囲気が好きな方はネットに入れて洗濯機で。
張り感を残したい場合はドライクリーニング、とお手入れの方法で好みの風合いにすることもできます。
どんどん身体に馴染んでいき育てていくのが愉しみな一着です。
色展開は゛黒゛一色。
馴染みがある黒とは少し異なります。
黒鉛を思い浮かべてみてください。
鉛筆の先の部分です。
シルクならではのやわらかな光沢感と青みを帯びた拡がりのある黒です。
羽織って動いた時に光の当たり方で表情の変化があるのも魅力です。
シルクは肌に近い成分で構成されており、通年着用できる素材です。
季節によっての着方で印象を変えられるのも愉しみのひとつ。
これから寒さ厳しくなる時期は、コートと重ねて着物の半襟のように重ねるのもおすすめです。
コート MITTAN CT-20 半纏ロングコート
シャツ MITTAN SH-49 三重織綿麻シャツ
うつしきで選んでいる衣服は、メンズ、レディスの垣根がないものが大半です。
着心地やサイズ感など気になる点はお気軽にお問い合わせくださいね。
店頭と同じように、日々を共に過ごすものの選択をお手伝いできればと思います。