うつしき

うつしき

花月日 冬の帽子

田上大祐さんによる帽子ブランド花月日

老舗大手帽子メーカーで長年職人をされ、
独立を機に関東よりうつしきのある宮若市の隣町に移住されました。

店頭ではすでに夏にマニラ麻の素材の帽子をご紹介していましたが、美しくなだらかなフォルムに思わず手に取るシーンをよく目にしました。
普段帽子をかぶらない方もつい試してみたくなる、そんな印象です。

季節が巡り新たにあたたかなフェルト素材の帽子を届けてくれました。

チェコ産のラビットフェルトで作られたベロア調の5つのデザイン。

縫い目や編み目がないフェルトは心地の良い肌触りが特徴です。

色味は゛茶゛と手刺繍を施された゛鳥の子色゛の二色展開。

それぞれの色味は表面を覆う短い柔らかな毛足がより引き立つように見えます。

同じデザインでも色味が違ったり被り方で顔映りや全体の佇まいが全く変わり、帽子はその人の印象を大きく作ってくれる存在だと気づきます。

花月日で使われている素材は、古くから帽子材料を扱う材料屋さんから仕入れをされています。

量産が難しい僅かな量しか残されていない素材や、多くの種類を抱えている材料を優先的に使用し、材料を提供して下さる方も長く続けていけるような関係性を築くことを目指されています。

都会から田舎に移住して大きく変わった環境の中、
この生活だからこそ生み出せるものに目を向け手を動かされています。

花月日の帽子についたタグはよく見るとそれぞれにどこか異なり、
すべて手刺繍で一針一針大切に糸を刺されています。

ひとつひとつの点は不揃いで時にはいびつさや少しはみ出したりもしているけれど、それらが集まって自然と円となっています。

私たちがどれも違う一日を積み重ね、その糧の集まりに満たされているような円。

花月日は日々傍に寄り添っていてほしくなる帽子です。

永く共に過ごしていく中で気になる型崩れや、
困った時のアフターケアもご相談に乗ってくださいます。

ご近所ならでは、うつしきにいらっしゃることも多いのでお気軽にお話しくださいね。

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ワンピース

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