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chikuni展を終えて

のせるみ

のせるみ

触れるものも触れないものも、健やかに巡るほうへ
chikuni展を終えて

おはようございます。

気づけば年が明けてもう1か月。

始まったばかりのはずなのに、すでに年末感さえ味わっているこの感覚は何でしょうか。
このまま今年もあっという間に過ぎゆくのかもしれませんが、できることならいい意味で予想外のことに溢れて1年を振り返ることができるような日々にしたいものです。

さて、うつしきでは昨日、年初めの展示であるchikuni展を無事終えることができました!

このような状況下ではありますが、ご自身の判断と喜びのために足を運んでくださった皆様には心から感謝の気持ちでいっぱいです。

ありがとうございました○


前回のchikuni展は2019年12月、今回は1月で、同じ冬ですがどこか異なる空気感で満ちていたように思います。

展示最初の土日には、太田美帆さんによる演奏会と学びの場、併せて植物料理家kimieの野田さんによる植物料理のコースもみなさんにご紹介することができました。

chikuniの燈は、不思議です。

日常的な部屋にしっくり馴染むにも関わらず、非日常に立つ演者たちの世界を支えている。

簡素で、でも古物のような奥行きがあって、新しい家にも古い家にも、暮らしにも舞台にも、「そこにその燈しかなかった」と感じさせる力があります。

徹底的な脇役。けれどその陰の存在が光を際立たせる、まさに象徴的な照明に思えてなりません。

また今回、太田美帆さんに急遽声をかけていただき、私も演奏会中「春の神様」にて踊りを踏ませて頂きました。

うつしきにて皆様に踊りを見ていただくのは初めてのことで、私自身にとっては挑戦でもありました。

きっと自分からは獲得することのできない機会。

美帆さんは私の踊りを直接見たことがないにもかかわらず、「信頼している」といって委ね合うことを許してくださいました。

この場をお借りして、美帆さん、本当にありがとうございました!!

そして、照明演出においてライヴでサポートくださったchikuni粟谷さんの仕事を、いつもの客席側からではなく舞台側でひしひし感じることができる貴重な時間でした。

ご一緒させて頂き、ありがとうございました!


個人的にもお迎えしたchikuni作品。

ピンときて場所が決まるのも、あそこかな?いやここかな?と悩む時間も、どちらも豊かで楽しい時間です。

ご縁があった皆様のもとで、どんな風に暮らしを飾っているのでしょか?

ご自宅訪問したい!くらいに気になるところです。

作り手が大切にしていることを、ともに大切にしていただける方の手に渡ること何よりうれしく思います。

巡り合った目の前の作品と、いつまでも一緒に時を刻んでいきましょうね。

また、現在「対話」記事も執筆中です。

インタビューさせて頂いた模様をお届けいたしますので、どうぞ楽しみにお待ちくださいね○

あっというまに過ぎ去る毎日、ひとつひとつ大切に大切に味わっていきましょう。

今日もかけがえのない一日を○

のせるみ

のせるみ

のせるみ

触れるものも触れないものも、健やかに巡るほうへ

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