言語
言葉のちから
日の出がゆっくりと昇り、朝晩は過ごし易い風を感じます 間もなく秋分を迎え、新しいサイクルへ移ろうとしている変化の時期 そのせいか、個人的には頭の中にも...
10年という月日の積み重ね
気づけば10年。 口にすると大きな数字なのに、振り返ってみると「え、そんなに経った?」と思うくらい一瞬だった。 小学校と中学校を足したよりも長いはずな...
分かち合い
「きんは 水がすくない すごくしょっぱい すごくあまい すごくつめたいところがきらいなんだよね?」 夏休みのとある日のお昼ご飯に 小学一年生の次男か...
いつもの台所と食卓
暑い暑い夏の午後 西向きの出窓に沿ってシンクと調理台がある我が家の台所はこの時期、山に陽が隠れるまで眩しい光が射して、ひとたび火をつけたらサウナのよう ...
透曖明昧─葛藤する日々
ここ数年、心から納得する新作をつくれていなかった。 冒頭の書き出しから少し重いので恐縮だが、誤解を恐れずに続けると、展示ごとに毎回新作は作っているのだ...
あさがおさん
家族全員集合 長女と次男が帰ってきた 二人でわたしの実家である新潟で過ごした9泊10日 「帰ってきた〜〜!」と喜ぶ次女4歳と三女2歳が抱きついて 感動の...
家族を想う旅
二週間程前に庭師さん達の剪定が入り つんつるてんになった庭も 瞬く間に新たな草葉が顔を出して、その生命力にいつものことながら こちらも日々、力をもらいます...
見えないものの時間
最近、毎朝の瞑想が楽しみで仕方がない。 目を閉じて、静かに座る。ただそれだけの行為が、日に日に奥行きを持ち始めている。 深く吸い込む一息、鼻腔を抜けてい...
その立つ土の上で
『母なる大地のふところに われら人の子の喜びはある 大地を愛せよ大地に生きる 人の子らその立つ土に感謝せよ』 三者面談で、長男が文化祭にむけ合唱の練習を...
日常の小さな世界が教えてくれたこと
例年より20日も早く梅雨明けを迎え、朝早くから陽射しが照りつける通学路には ミントの葉が茂り、その香りを身体いっぱいに吸い込んで子どもを見送る7月 ...
日常料理の背景
食の背景、と言うと 食材の生産過程や物語のことを想起しがちですが 食卓に並ぶ日常料理の背景は?と考えると、器を思い浮かべます。 20代前半のころ、心で...
遅さとは、未来を耕す姿勢
「もっと早く」「もっとたくさん」「もっと便利に」「今すぐに」。 そんな言葉があたりまえのように交わされるこの社会のなかで、自分はときどき立ち止まりたくな...
瞑ればそこには
瞑想は苦手だ 次から次へと言葉や映像が浮かぶ 足は痛く、目を瞑ると睡魔というトラップがやってきて、5分が限界 そんな自分が初めて30分目を瞑って座り続...
未知な身体
うつしきのある宮若の地も、梅雨入りを迎えました。 今年は、なんだかひんやりとした梅雨入りですが 雨降りだから感じる空気感や景色を愉しみたいなと思います。...
静かな巡礼
3月、4月と訪れた旅先では、歩くことの意味をいま一度考えた機会であり、その時の思索がずっと身体のどこかに残っている。 歩く──それはあまりに日常的なこ...
わたしのさかひ
5月24日より始まりましたeavam 展 10年以上にわたりタイ・チェンマイでオーガニック基礎化粧品の開発と製造を続けてきたeavamのスキンケア用品とお...
おむすびと日本の美しい感性
爽やかな五月 庭の欅がたっぷりと葉を生やし 気づけばたわわな実をすっぽり隠すほど、梅の木も緑と赤の葉で覆われてきました そんな生命力溢れる植物達から、...
ひとはりの重なり
先週土曜日から開催中の、任飢餓 宥子 展示会。 初日・2日目と足を運んでくださった皆様ありがとうございました! 迎える初夏に袖を通したくなる透き通...
変わりゆく日々のなかで、静けさを据えるということ
気づけば今年も、すでにいくつもの季節をまたぎ、手のひらから水が零れるように時間が過ぎていった。 世界は今も、濁流のように揺れている。 地球の裏側で...
わたしたちそのもの
草木花は色が深くなり 誰かが見ても見ていなくても 茂みの中から明くる日へ、明くる年へと繋ぐ芽吹きの姿がある 蕗、三葉、セリ、ノビル 畑に出てその時必要な分...
今という一瞬に宿るもの
百穀を潤す慈雨の季節 福岡の地は、早くも緑色の葉に衣装を着せ替えた木々に囲まれ そこかしこで新生活のきらきらした空気を感じます 我が家でも4月から小学...
不思議な帰属意識
インドが好きだ。 それは観光地としての好きではない。 たとえば「好きな国は?」と聞かれたとき、答えるのに一瞬のためらいもいらない。もう、身体が反射的に応え...
庭の小さなはなし
高速を降りたICから、お店に辿り着く道中、 旧校舎や河川敷沿いには、のびのびと広がった枝の桜が咲き誇っています。 庭の足元には青々とした小さなオオイヌノフ...
食べる喜び
春分を迎え、福岡の地も本格的な春の始まりを感じた週末となりました 福岡に移住した頃、まだ2歳半だった息子も春分の日には、3年間お世話になった保育園の卒園式...
漁村の朝
おはようございます〇 すこし春めいてきたと思ったら、今日からぐっと寒くなる福岡。 今年は冬の始まりも終わりも遅い感じがしますね。 わたしは特にこの数ヶ月、...
無意識と潜在意識の深奥へ
昨年から、習慣のひとつひとつを見直し始め、そこから思考の癖と向き合うために無意識について勉強している。今日はそのことについて書いてみようと思う。 無意...
聲に出すこと
ある朝、写経の手を止めて 今日は目の前の文字を声に出して読んでみよう 喉を震わせて、口を動かしてみると いつも捉えている言葉のイメージとなんだか違う…? ...
雪解けのあと
今年はここ九州・福岡でもたくさんの雪が降り積もる冬でした。 予期せぬ大雪に、仕事や予定が狂ったり、災害の不安が生まれたりと ざわざわした方も少なくないだろ...
古物に宿る記憶を辿る
今日はせっかく白日の展示中ということもあり「古物」の魅力について書こうと思う。 蚤の市や古道具屋をぶらぶらするのは楽しい。その辺のお店では見たことのな...
いちばんいきがいをかんずるのは
2025年最初の展示”白日 展”が先週土曜日より始まりました。 東京 浅草橋 でお店を構える”白日”はうつしきとほぼ同時期にお店を始め、 夫、yasuhi...
予定通りじゃない最善
2025年も明け、大寒の朝 七十二候を見ると款冬華(ふきのはなさく) 我が家も毎年、蕗の葉の間から蕾が見られると春の訪れを感じ嬉しくなるものです 亡き...
走り始め続けること
年始初のうつしきスタッフブログ これから自分(小野)も不定期ですが加わります。 四者四様の日常の切り取りを楽しんで頂けると有り難いです。 久しぶりなの...
有り難し一年
2024年も残すところ2日間となり、 うつしきの年内の営業は昨日12月29日に無事に終えました。 今年一年、関わってくださった皆様、心より感謝いたしま...
細胞にありがとう
冬至を迎え、今年も残すところ一週間程となりました。 我が家では昨日、息子の保育園の生活発表会が終わり なんだかホッとして、ひと足先に大晦日を迎えたような気...
冬の食卓、初日
おはようございます○ 季節ごとの景色を反映したブログになってしまいがちな私ですが やはり今回も、「今」を記そうとすると わたしにとっては季節やそこから恵ま...
自ら然る
今日という日が晴れであることを教えてくれる 花ふきんの刺子のように水滴が滴る蜘蛛の巣。 もうすぐ心が晴れそうな早朝に嬉しさが込み上げてきた。 小さ...
おやすみルーティーン
おはようございます。 こんにちは。 こんばんは。 立冬を迎え、少しづつ日が短くなり 朝も明るくなるのが遅いので、つい二度寝してしまうことも多いこの頃。...
最近のはまり事【秋鮭】
おはようございます。随分と涼しくなってきました。 さて、私の最近のはまりごとは、鮭! 振り返ると私のブログは最近たべもの関連の率が高いような気もしてきます...
此処に13年という時がある
朝は空気が澄み渡り、田は稲刈りを終えた実りの秋。 先週末から始まった野原展ではこれからの季節に纏う衣服が並び 喫茶室ではイチと二の喫茶、薪火野のパンの販売...